喫茶店のモーニング、発祥は? 広島、愛知…諸説あり 戦後復興、経済成長と共に
取材後記
最寄駅前に今年、コメダ珈琲店がオープンした。休日の朝、数年ぶりに同店に入り、コーヒーを注文。店員に「セットはどれにしますか」と言われ、無料でトーストが付くのを思い出した。「こんな太っ腹なサービス、どこで始まったのだろう」と思い、同店が生まれた愛知県で取材した。 一宮市の「イーグル」のドリンク代+330円で頼めるスクランブルエッグは濃厚でまろやかな味わい。豊橋市の「日付変更線180°E」のドリンク代+300円のブランチはトーストにコロッケ、ナポリタンと盛りだくさんで腹が膨れた。 農水省調査によると、20、30代の2割弱が朝食を「ほとんど食べない」。朝の時間帯の若者への魅力発信が、一層の需要拡大につながるのではないか。 (佐野太一)
日本農業新聞