高額売却に成功! Jリーグ、移籍金差額ランキング1~10位。安く買って高く売れた選手とは?
2位:ダヴィ(名古屋グランパス) 加入時の移籍金:230万ユーロ(約3億2200万円) 放出時の移籍金:570万ユーロ(約7億9800万円) 利益:340万ユーロ(約4億7600万円) ブラジル人のダヴィはJリーグ複数クラブで活躍した助っ人で、名古屋グランパスには移籍金でも大きく貢献した。 ダヴィは2007年にブラジルのヴィトーリアから北海道コンサドーレ札幌に加入した。1年目からJ2で17得点を挙げて昇格の原動力になると、2008シーズンはJ1で16得点を記録している。下位に低迷したチームで存在感を放ち、2009年に230万ユーロ(約3億2200万円)の移籍金で名古屋に加入した。 名古屋では開幕戦の大分トリニータ戦で2得点と見事なスタートを切って、すぐにエースに君臨し、第17節までにリーグ得点ランクトップの10得点を記録している。すると、夏にカタールのウム・サラルが違約金の満額とされる額を支払ったことで、引き抜かれることになった。結局ダヴィはこのシーズンのチームトップスコアラーで、名古屋にとって戦力的には痛手だったものの、在籍半年で340万ユーロ(約4億7600万円)の利益を生んでいる。 2011年にヴァンフォーレ甲府で日本復帰を果たしたダヴィは、抜群の決定力で2012シーズンはJ2得点王になった。2013シーズンからは2年連続で鹿島アントラーズで2桁得点を達成するなどしている。
1位:古橋亨梧(ヴィッセル神戸) 加入時の移籍金:15万ユーロ(約2100万円) 放出時の移籍金:540万ユーロ(約7億5600万円) 利益:525万ユーロ(約7億3500万円) Jリーグ史上最高額の移籍金収益を手にしたのは、ヴィッセル神戸だ。古橋亨梧の取引で大きな利益を出している。 古橋は中央大学を卒業して、2017年にJ2のFC岐阜に加入してプロキャリアを始めた。1年半にわたって活躍したあと、2018年夏に15万ユーロ(約2100万円)とされる移籍金で神戸に加入すると、J1でも活躍。2019、2020シーズンと2桁得点を達成し、2021シーズンは前半戦だけで15得点を挙げる活躍を見せ、夏にスコットランドの強豪セルティックへ移籍した。そのときの移籍金は540万ユーロ(約7億5600万円)となっている。 ヨーロッパ移籍後も活躍を続ける古橋は、2022/23シーズンにスコットランド1部リーグの得点王となってシーズン最優秀選手賞を受賞し、価値を高め続けている。神戸に大きな利益をもたらしただけでなく、所属した全てのクラブを大いに満足させている選手と言えるだろう。
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