秋田のスーパー店内「立てこもり」のクマ捕獲
秋田市土崎港西3丁目のスーパー「いとく土崎みなと店」で、11月30日早朝に男性従業員(47)を襲った後、店内に居座り続けていたクマが2日、捕獲された。駆除された後に同日午後、店から運び出された。 【写真】状況確認のためスーパーに入る警察官=2024年12月2日午前8時7分、秋田市土崎港西3丁目、隈部康弘撮影 県警などによると、クマは体長約1メートル。1日には、警察官が店舗のバックヤード(作業場)に入り込んでいるのを確認した。店舗の二つの入り口付近にそれぞれ仕掛けられた箱わなは、バックヤードの2カ所の扉近くに設置し直された。 2日午前4時ごろになり、片方のわなのセンサーが反応。同8時すぎに警察が店舗に入り、わなの中でクマが捕獲されているのを確認した。 最初に店から男性従業員が襲われたと警察に通報があったのは30日午前6時半ごろで、クマに襲われた従業員は頭や顔にけがを負ったが、命に別条はないという。 現場のスーパーは秋田臨港署に隣接し、国道7号から西に約200メートル入った市街地。近くに住宅や道の駅「あきた港」がある。
朝日新聞社