井上康生氏が全柔連の特別顧問に就任「柔道界全般の経営に貢献を」男子日本代表前監督、高い知名度に期待
全日本柔道連盟(全柔連)は4日、オンラインで理事会を開き、2000年シドニー五輪男子100キロ級金メダリストで男子日本代表前監督の井上康生氏(46)を特別顧問とすることを承認した。選手や指導者としての豊富な経験、知見、国内外での高い知名度を期待しての選任だという。 井上氏は21年東京五輪で監督を退任後、ブランディング戦略推進特別委員長と強化委員会副委員長を務めていたが、いずれも今年10月までに任期を終えて退任していた。また、今夏のパリ五輪では日本選手団の副団長を務めた。 取材に応じた高山健事務局長は「(井上氏は柔道界の)内外で知見がある。国際的な面でも、IJF(国際柔道連盟)で井上さんの知名度は高い。柔道界の全般の経営に貢献してほしい」と語った。