最も集客した試合は? J2観客数ランキング1~10位。J1以上!? 圧巻の5万人超えを記録した試合とは?【2024年】
2位:大分トリニータ対ロアッソ熊本(レゾナックドーム大分)
観客数:28,359人 開催日:8月11日(第26節) 大分トリニータは、前身の大分トリニティから合わせて今年でクラブ創設30周年を迎えた。8月11日に行われた大分トリニータ対ロアッソ熊本の九州ダービーは、30周年の記念ムービーが制作されるなど多くのイベントが実施された。 その中でもひときわ大々的に行われたのが『進撃の巨人』とのコラボイベントだった。『進撃の巨人』の作者である諫山創さんが大分県出身ということもあってこのコラボが実現した。 来場者の先着2万人には『進撃の巨人』と大分とのコラボシャツが配布。また、同コラボシャツを確保できる「シャツ付きチケット」やオリジナルグッズが必ず貰える抽選会に参加できる「抽選会&シャツ付チケット」など、様々な形のチケットを販売し、集客を呼びかけた。また、選手紹介の場内アナウンスは主人公エレンの声を務める声優・梶裕貴さんが担当。この豪華なイベントに多くのファンが詰めかけ、来場者数は28,359人を数えた。 試合はこの演出に勝るほど劇的なものとなった。大分は69分にオウンゴールで先制を許したものの、87分に保田堅心のコーナーキックから同点に追いつく。試合はこのまま終わるかと思われたが、後半アディショナルタイムにマテウス・ペレイラが大胆なヒール弾で大逆転に成功した。 スタジアムに詰めかけた大観衆に3月の鹿児島ユナイテッドFC戦以来11試合ぶりのホーム勝利を届けた。
1位:清水エスパルス対横浜FC(国立競技場)
観客数:55,598人 開催日:9月28日(第33節) 第33節に行われた清水エスパルス対横浜FCは、清水主催試合としては3度目の国立競技場での開催となった。昨季行われたジェフユナイテッド千葉との試合も47,628人と多くの人がスタジアムへと訪れたが、今回はそれを大きく超える55,598人が国立へと詰めかけている。これはリーグ史上最多記録となった。 3位以降を大きく突き放しながら優勝争いを繰り広げていた両者は、第32節終了時点で勝ち点差がわずか1と激戦となっていた。 国立競技場開催だったことやJリーグが1万人無料招待キャンペーンを敢行したことも大きな要因だが、この試合が文句なしの「天王山」であったことが、入場者大幅増の要因といえるだろう。 特に清水サポーターの熱気はすさまじく、この試合のチケットはビジター席以外完売で、サッカー王国静岡の地力が感じられる。 J2とは思えないほどの熱気に後押しされ、両チームは好ゲームを演出した。横浜が56分にジョアン・パウロのヘディング弾で先制するも、清水も宮本航汰の右足で同点に。互いに譲らず試合は1-1の引き分けに終わった。
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