石破首相、公明・斉藤代表と会食 「少数与党」自公の連携を確認
石破茂首相(自民党総裁)は28日昼、公明党の斉藤鉄夫代表と東京・銀座で会食し、来年も自民、公明両党の連携を図っていくことを確認した。少数与党として厳しい政権運営が続く中、両党トップ間の意思疎通を高める狙いがあったとみられる。 会食は斉藤氏側から呼びかけ、斉藤氏の行きつけの「和風フランス料理」の店で、約1時間半にわたって行われた。 斉藤氏は会談後、記者団に「いよいよ公務も終わり、今年1年間を振り返りましょうということで昼食会を持った」と説明。「少数与党ではありますが、しっかりとした考え方を持ち、野党の皆さんと真摯(しんし)に対応して、合意形成に努めていこうという話し合いだった」と明らかにした。 自公両党の代表による会食は、月1回の首相官邸での昼食会が定例化しているが、斉藤氏は「これからも定期的にこういう話し合いはしていこうという話はあった」と語った。 首相は、公明が自民側に求めている選択的夫婦別姓制度の導入を巡る両党の実務者協議の立ち上げについて、検討していく考えを改めて示した。【鈴木悟】