【NBA】オールスターブレイク以降に好調のNBAチーム 王者ナゲッツや首位セルティックス、10連勝ロケッツなど
ヒューストン・ロケッツ(13勝5敗)
2月終了時点で25勝34敗だったチームが、現在のリーグで最長となる連勝を記録している。3月27日(日本時間28日)にはオーバータイムの末にサンダーを下し、10連勝を達成した。 ロケッツは十分にプレイイン・トーナメント出場の可能性もある。西地区10位のゴールデンステイト・ウォリアーズとは1ゲーム差だ。4月4日(同5日)のヒューストンでの直接対決は、クレイジーな一戦となるかもしれない。 絶好調なのが、ジェイレン・グリーンだ。この間に平均29.8得点を記録している。2試合で40得点超、2試合で37得点をマークした。さらに、ロケッツは足首のケガで離脱するまでチーム得点王だったアルペレン・シェングンを欠いた中で勝ち続けている。 ロケッツは昨季、13連敗と12連敗を喫したチームだ。しかし、イメイ・ウドカ新ヘッドコーチの下、オールスターブレイク以降の正しい方向へのかじ取りを続けられれば、ドラスティックで新鮮な運命の変わり目となるかもしれない。
オクラホマシティ・サンダー(13勝5敗)
MVP候補のシェイ・ギルジャス・アレクサンダー、新人王候補のチェット・ホルムグレンがおり、大きなケガもない。成功のための要素がそろい、野心的なサンダーはすべてが素晴らしい。結果、ウェスタン・カンファレンスのトップを競っている。 そのことが、サンダーをハングリーに保っているのだ。オールスターブレイクが明ける際、サンダーは西地区首位のウルブズにわずか1ゲーム差だった。そのニンジンを追い求めることが、大きなモチベーションとなったのだ。地区首位の座でシーズンを終えること、つまりホームコートアドバンテージを得られるメリットを、サンダーは理解している。若いチームで経験値は低いだけに大きい。 オールスターブレイク以降の成績は、ある意味でサンダーの主張にもなる。彼らは周囲のリスペクトを求めているのだ。サンダーは2016年を最後にプレイオフのセカンドラウンドに進出していない。もしも彼らが地区首位となり、プレイオフ・ファーストラウンドで例えばロサンゼルス・レイカーズと対戦することになったら、五分五分のように見る人もいるかもしれない。