犬が体を「グーン」と伸ばす理由とタイミング 犬が体を伸ばす場面3選
愛犬が前足や後ろ足、背中などを「グーン」「のびーん」「ピーン」と伸ばす姿をみたことはありませんか? 【画像】グーンと伸びをする犬たち この犬が体を伸ばすという行動は、どのようなときに多くみられやすいのでしょうか。 「犬が体を伸ばす理由とそのタイミング」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬が体を伸ばす理由
犬が「体を伸ばす」という行動をみせる場合、 ・寝起きや動き出す前のストレッチ ・身体をほぐすため ・気持ちを切り替えている ・遊びへの誘い などの理由があることが考えられます。
犬が体を伸ばすタイミング①「ストレッチ」
ではここからは、犬が伸びをしやすい3つのタイミングについてみていきましょう。最初はストレッチによる伸びです。 犬は同じ体勢で寝ていた後やお散歩前などに体を伸ばすことがあります。これは、体を伸ばしてストレッチをすることで固まっている部分の血流をよくしたり、動きやすくしたり、気持ちを切り替えるためなどの意味があります。
犬が体を伸ばすタイミング②「遊びたい」
犬は遊びたいときにも伸びをします。 これはストレッチと同じ状況になりますが、寝起きで体力があるとき、飼い主さんと再会したとき、気持ちが盛り上がったとき、動き出す前や運動前のタイミングなどの遊びたいときにも体を伸ばしやすいです。
犬が遊びたいときにみせる「プレイバウ」
犬が遊びたいときに、前足を頭側にピンと伸ばしておしりを上げ、上半身を低くする仕草のことを「プレイバウ」といいます。 犬が「プレイバウ」をしながら期待するように飼い主さんの方をみていたり、楽しそうに尻尾を振っている場合は「遊びたい」「構って欲しい」という気持ちから体を伸ばしていることが考えられます。
犬が体を伸ばすタイミング③「不安や緊張(ストレス)」
犬が体を伸ばすという行動は不安や緊張などのストレスを緩和させるカーミングシグナルでもあり、動物病院や知らない場所、苦手な人が側にいるときなどにもみられます。 犬の体の伸ばし方で心理を見分けるのは難しい部分もありますが、体や表情が強張っていたり警戒する様子がある場合はストレスによる伸びの可能性もあります。