春高バレーの切符を懸け激突 9、10日に長野県大会ファイナルラウンド
「春の高校バレー」として行われる「第77回全日本バレーボール高等学校選手権」の長野県大会ファイナルラウンド(準々決勝・準決勝・決勝)が9、10両日の日程で、長野市のホワイトリングで行われる。男女とも、県高校総体上位4校と地区予選会の上位20校をあわせた24校で行われた10月20日の1次ラウンドを勝ち抜いた8チームが、全国大会の切符を懸けて熱戦を繰り広げる。 男子は、前回優勝の岡谷工と、県高校総体で岡谷工を破って全国ベスト8となった松本国際が軸。岡谷工はレシーブからきっちりとボールを取るミスの少ないバレーが持ち味。松本国際は2セッター制を採用し、拾ってから攻撃への切り返しのうまさが光る。両校が決勝で対戦すると12年連続となる。両校に長野日大、松商学園などがどこまで絡んでくるかも見どころ。 女子は、7連覇を狙う東京都市大塩尻が今年も中心になる。前年からほぼメンバーが入れ替わったチームだが、175センチ超のセンター2人を擁し、サイドへの展開も早く、伝統の強さが際立つ。前回準優勝の松商学園は今夏の県高校総体でも決勝で東京都市大塩尻に敗れた。悔しさをバネに7年ぶりの「春高」出場に挑む。長野商、東海大諏訪も力があり、戦いぶりが注目されそう。 男女の優勝校は来年1月5日、東京体育館(東京都渋谷区)で開幕する全国大会に出場する。(石毛紀行)