中国新型ステルス戦闘機の試験飛行が初公開…「相当な飛躍」
中国が開発した新型戦闘機の飛行場面が初めて公開された。 米軍事専門メディア「ウォーゾーン」は26日(現地時間)、「中国の新しいステルス『スーパー武器』が中国上空で目撃された」とし「この戦闘機は宇宙の果てまで飛行できる能力を備えていると推定される」と報じた。 【映像】中国新型ステルス戦闘機の試験飛行 続いて「中国人民解放軍が新型戦闘機を実戦に投入すれば、本土から遠く離れた基地までタンカーの支援なく長時間飛行できるだろう」と伝えた。 公開された新型戦闘機は現在中国軍が運用中のJ-20と共に飛行していた。一般戦闘機と比較すると垂直に立つ後尾がなく、ダイヤモンド型の翼であることが確認された。こうした形態はレーダーに感知されるのを避け、燃料の効率を改善し、持続的な高速飛行機能を向上させるのに役立つ。 英国防ジャーナルも初めて公開された中国の新型ステルス戦闘機を詳しく紹介した。 英国防ジャーナルは「中国の新型戦闘機には一般的な後尾(tail control)がなく、先端飛行制御システムに依存するため、機動性が低下する可能性がある」と指摘した。一般的に戦闘機で垂直に立つ後尾は方向を制御して安全性を向上させる役割をし、特に高性能飛行に必須の要素に挙げられる。 王立防衛安全保障研究所(RUSI)首席研究員のジャスティン・ブロンク博士は自身のSNSに「中国軍がこの試験用戦闘機を真昼に飛行させるのは非常に興味深い」とし「ただ、今回の戦闘機は中国の第6世代戦闘機と見るには慎重になる側面がある。むしろ第5世代爆撃機や戦闘機のプロジェクトの一環である可能性が高い」と分析した。 続いて「中国で公開されたこの戦闘機は、米空軍の第6世代空中戦略計画NGAD(Next Generation Air Dominance)には達しないかもしれないが、中国の戦術航空戦力において相当な飛躍を意味することになる」と警告した。