授業参加の支援に「分身ロボットで意思表示やコミュニケーション」長崎女子短期大学で実証実験《長崎》
NIB長崎国際テレビ
「学びを止めない」取り組みです。 長崎女子短期大学で、ロボットを活用した授業の実証実験が進められています。
スマートフォンの画面に表示されたアイコン。これを押すと、指示通りにロボットが動きます。
東京のテクノロジー企業が開発したロボットで手をあげたり、うなずいたりなど、アイコンを操作するだけで意思表示ができるほか…
(リモート先の学生) 「学長、好きな食べ物は何ですか」 (学長) 「おむすびです」
ロボットを通じて会話をすることもできです。 一方通行になりがちなリモート授業と異なり、教師や学生とのコミュニケーションが容易に。 このロボットの授業での活用を検討しているのが…。
(長崎女子短期大学 橋本剛 学長) 「一時的に学校に行くことが難しくても、学びを止めない選択肢を与えることで もっと自分たちも学べるんだという思いを持てるようにしたい」 230人あまりの学生が通う長崎市の長崎女子短期大学。 学校になじめないなど、さまざまな理由で対面で授業を受けられない学生のため、導入を検討しています。
プロジェクトには学生8人が参加していて、安定的に作動するかや、教員やほかの学生に負担がないかなどを、実際の授業で確認しているということです。 (長崎女子短期大学2年 吉田 鈴香さん) 「自分がそのクラスにいるような感覚でクラスの人とコミュニケーションが取れるので、とてもいい手段になる」
大学では、12月頃まで実験を行った上で来年春から、座学の授業を中心に取り入れていく予定です。