Apple「AirPods 4」発表。ノイキャン搭載/非搭載の2タイプ、29800円と21800円
Appleは、「AirPods 4」を発表した。アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載するモデルと非搭載モデルの2タイプを9月20日に発売する。価格はANC搭載モデルが29,800円で、非搭載モデルが21,800円(いずれも税込)。 【写真】新たな感圧センサーを搭載 音質や装着感など様々な面を強化したとしており、オープンイヤーデザインで初めてANC対応モデルもラインナップ。充電端子もUSB Type-Cを採用した。また、本体、充電ケースともにIP54等級の防塵性能と耐汗耐水性能を備えている。 音質面では、まったく新しい音響アーキテクチャ、歪みを低減するドライバ、ハイダイナミックレンジアンプを搭載したと説明。空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングにも対応した。 H2チップを搭載し、48kHz/16bitでの音楽再生に対応。「声を分離」「Siriに対する操作」などの機能にも対応する。「Siriに対する操作」では、「はい」なら首を縦に、「いいえ」なら首を横に振るだけでSiriの読み上げに応答できる。またH2チップによって低遅延性も向上している。 また、軸部分に新しい感圧センサーを搭載。音楽や動画の再生/停止や通話の消音/終了などをよりすばやく行えるとしている。 充電ケースは、最大30時間のバッテリー駆動時間はそのままに、USB-C充電に対応。サイズも前世代より体積が10パーセント以上小さくなった。 さらに、ANC搭載モデルはApple Watchの充電器やQi規格の充電器を使っての充電も可能。「わずか50mm幅で、ワイヤレス充電機能を備えた業界最小の充電ケース」だとアピールしている。 ANC機能は、アップグレードされたマイク、H2チップのパワー、独自のコンピュテーショナルオーディオによって飛行機のエンジン音や交通騒音などの周囲の雑音を低減するとのこと。外部音取り込みモードや、周囲の状況に合わせて外部音取り込みモードとANCを動的に組み合わせる適応型オーディオ、近くにいる人と話し始めるとメディアの音量を下げる会話感知などの機能も装備している。 そのほか、装着感も向上。3Dフォトグラメトリーやレーザートポグラフィーなどの先進的なモデリングツールを用いた比類のないデータセットを使用し、数千の耳の形と合計5,000万以上の個々のデータポイントを正確にマッピングして分析したという。「Appleがこれまでにオープンイヤーデザインで作った中で最も先進的で快適な着け心地のヘッドフォン」だとアピールしている。
編集部:小野佳希