箱根駅伝でも使用率増!プーマ「FAST-R NITRO ELITE 2」のポテンシャルに迫る
爪先の、さらに先まで延びたカーボンプレート
前後に分割されたミッドソールと、それを繋ぐ橋のようにカーボンプレートが露出した大胆な構造は前作同様なのだが、プレートの姿が見えるのは中足部だけではない。なんと、爪先の、さらに先までプレートが延びて露出している。 「突き抜けたパワープレートにより、パワフルな推進力と高いランニングエコノミーを実現しています。プレートがスムーズな体重移動をガイドしてくれるだけでなく、踏み込んだ際に力が最大限伝わるようプレートの角度もデータに基づいて設計されています」
アッパーにはプーマ独自の軽量ウーブン素材、ULTRAWEAVE(ウルトラウィーブ)を採用。足に吸い付くようにフィットし、通気性にも優れている。HEEL FIN(ヒールフィン)と呼ばれる外付けのヒールカウンターとの相乗効果で、足とシューズの一体感が得られる。 今回、FAST-R 2は、駅伝ランナーの襷への想いを込めた「EKIDEN RUSH PACK(エキデン ラッシュ パック)」のうちの1モデルとして登場した。カラーリングは、個性と速さを表現したエネルギッシュでサイケデリックなカラーを採用。ディテールにも“駅伝”らしさが散りばめられている。 「アッパー内側には駅伝ランナーの力の源となる襷をモチーフにしたデザインになっています。また、アッパーの外側、踵部分には富士山と日の丸をモチーフにしたアイコンがあしらわれています。100の数字には、100%の力を出し切るという意味が込められています」 第三者機関とともに行われたFAST-RとFAST-R 2の比較テストでは、ランニングエコノミーが1.3%向上、ストライドが1.2%長くなるという結果が得られたという。フルマラソンを走った際、2時間30分で走るランナーなら1分24秒、3時間30分で走るランナーなら2分30秒の短縮が期待できるそうだ。
トップランナーも太鼓判を押すFAST-R 2の性能
発表会にゲストで登場したプーマ契約アスリートの中西亮貴選手(トーエネック陸上競技部)、米満怜選手(コニカミノルタ陸上競技部)のFAST-R 2の感想も記しておきたい。 「夏にマラソン練習(40km走)で初めて履いたのですが、反発力が凄く、グリップ力が素晴らしいなというのが第一印象でした。40km走では予定したタイムよりもアベレージで1キロ10秒ほど速くなり、上げ過ぎているかもと思ったのですが、最後まで脚が持って、いいペースで走り切ることができました」(中西選手)
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