国立で魅せた”不屈の魂” アルビレックス新潟 ルヴァン杯決勝で名古屋グランパスと激闘 最後はPK戦で敗れるも“次につながる戦い”
何度叫んだでしょうか… Jリーグ・YBCルヴァンカップ決勝で名古屋グランパスと対戦し、脅威の粘りを見せたアルビレックス新潟。雨の激闘は“感動の一戦”となりました。 聖地・国立競技場には、カップ戦最多となる6万2000人を超えるサポーターが詰めかけました。 サポーター 「きょう逃すと、もうこの機会があるかないか、わからないので、ぜひとも勝ってほしい」 「優勝するぞ!」 「絶対優勝!アイシテル新潟」 降りしきる雨の中、国立がオレンジ色に染まりました。 アルビは前半31分、42分と得点を許し、2点を追いかける苦しい展開に。 迎えた後半26分、途中出場のダニーロ ゴメスが2人をかわしてクロスを上げると、頭で合わせたのは谷口海斗! 1点を返すと、その谷口に代わって小見がピッチへ。 すると、その小見がチームを救いました。2対1で迎えた後半アディショナルタイム。小見が相手選手に倒されたプレーがVARの対象に… 祈るサポーター。 そして…福島孝一郎主審はPKと判定します。 土壇場で得た同点のチャンス。 小見洋太選手 「正直、長倉くんが今大会の得点王というところもあったので、少し譲ろうかなという気持ちも頭をよぎりましたけど、『これを蹴らなかったら、後で後悔する』と思ったので…」 冷静に決め、勝負の行方は延長戦に… 延長前半に失点し、再びリードを許しますが、延長後半6分、磨いてきた『つなぐサッカー』が国立を沸かせました。 長倉のスルーパスから、最後は再び小見! 延長後半6分、またも試合を振り出しに戻します。 小見洋太選手 「最高のパスがきたので、後は流し込むだけでした」 3対3の同点で、運命のPK戦へ。 しかし、あと一歩届きませんでした… 長倉幹樹選手 「今後の目標は、勝たせられる選手になりたいと思います」 松橋力蔵監督 「選手は最後までやってくれたと思っていますし、非常に誇らしいという気持ち」 悔し涙が止まらなかった選手たち。この経験を力に、アルビの今シーズンの戦いは続きます。
新潟放送