小池克臣が推す「予約困難予備軍」の焼肉店はここだ! 肉とタレの組み合わせが悶絶級にうまい「絶品ロース」は野方で楽しめる
思い出の店の名前を継いだ、店主の思いとは?
高円寺(現「焼肉ここち」の場所)に、祖母のキムチ店から始まり、そのあと父が韓国料理店を営む一家の長男として生まれた店主・木村さん。飲食業とは無縁の営業職のサラリーマンだったが、父が店を辞めることになったため、焼肉が好きだったこともあり9年前に同じ場所で焼肉店を開業。
修業期間もなくワンオペだったため、創業当初は客が来なくて苦戦するも、必死に肉の研究を重ねて本気を出し、段々と軌道に乗り始めた。2023年にたまたまなじみの老舗焼肉店である、野方「三宝苑」のオーナーから話があり、屋号をそのままに店を継承することになり、移転を決意。オリジナルメニューにて野方で再スタートすることに。高円寺で4代目になる弟「焼肉ここち」の店主・舜徹さんとは、仕入れや切り方、味などの共有をし合い、お互いを高めあっている。
小池さん「店の歴史を伺うと、ますます興味深くて面白いですよね。兄弟で焼肉店を経営されていて、肉の仕入れや切り方にも妥協なく、日々勉強している感じに好感を持ちました。兄弟の違いもまた楽しめるし、ベースは韓国系を残しつつオリジナリティあるメニューで、通いたくなるお店です。」
小池さんおすすめの「オーダー必須」のメニューとは?|食欲を倍増させる、絶対に欠かせない「前菜」
焼肉店でまず頼みたい前菜のナムルは、木村家のオリジナルレシピから。具材が別々に数種類出てくることがスタンダードなナムルだが、こちらは最初からすべて混ぜてあるスタイル。ゼンマイの醤油っぽさ、大根の酸味、韓国のりの胡麻油の香りが合わさり、食欲をそそられる一品だ。
小池さん「こちらへ来たら最初に必ず食べたいのが「まぜまぜナムル」。前菜にも妥協がなく本格的な味が堪能できるあたり、このお店は期待できる!と幸先の良いスタートが切れます。サイドなはずのナムルが主役に感じる味わいです。」
プライム牛のノーマルなハラミとは一線を画す、極上な肉を堪能したいなら迷わずオーダーを。味付けは、タレ、塩、わさびが選べる。