小池克臣が推す「予約困難予備軍」の焼肉店はここだ! 肉とタレの組み合わせが悶絶級にうまい「絶品ロース」は野方で楽しめる
小池さん「厚みのある上ハラミこそ、塩でオーダー。店主の祖母から受け継いだという塩ダレ(にんにく、胡麻油、塩胡椒)に絡ませて下味がついているので、ロースターにのせたところから、にんにくの香りだけで食欲が抑えきれなくなりますね。普段は塩系であまり白米は食べないんですが、この塩ダレにやられ、ついバウンドしたくなるんです。」
サシとタレのハーモニーに悶絶する「上カルビ」
芝浦市場「原田畜産」から仕入れる上カルビ。この日はイチボという部位。お尻部分の柔らかな肉は、赤身とサシのバランスがよく、おいしい贅沢な部位。肉によって異なる脂の量を見極め、タレの濃さを調整するこだわりよう。
小池さん「ほどよいサシと、上品な甘いタレのハーモニーが絶妙です。基本ベースにりんごメインのフルーツを使った自家製ダレは、レモンの柑橘系も少々。甘ったるくないから後味もよくて、最高のバランスを考えられているなと感心します。この味が忘れられなくて、なかなか来ないエリアまで足を運びたくなります。」
これが1皿1,000円!? 何皿でも食べられる「ロース」
味だけでなくコスパのよさにも驚く、人気看板メニューの「三宝苑ロース」。タレか生姜が選べるが、生姜をオーダーするのが小池さんのおすすめ。
オーダーが入ってから新鮮な生姜をたっぷりとすりおろす、爽やかな香り高いタレに浸ったロースは、ここでしか食べられないスペシャリテ。昔からある定番メニューに、木村さんのオリジナリティをプラスした一皿だ。
小池さん「この量で1,000円!?と驚いたメニュー。生姜がたっぷりのタレは今までに食べたことのない味付けで、すぐにとりこになりました。いくらでも肉と白米を吸い込んでしまう、ロースと生姜の相性のよさは新発見でしたね。ほんのり赤みを残しつつ焼きすぎないよう、丁寧な火入れがおいしくいただくコツです。」
しゃきしゃきとした歯応えがたまらない「センマイ」
圧倒的に大きなサイズ感のセンマイは、素材のよさを楽しめる塩でオーダーを。
肉厚なセンマイを集めておき、黒い部分のヒダをうまく削ぎ落とし、真っ白く美しいセンマイにする高いカット技術による賜物だ。