松坂投手が西武復帰会見(全文1)「日米通算200勝」諦めず目指したい
今は技巧派なのか
文化放送:文化放送の斉藤と申します。一般的にボールを動かすというところが、例えば渡辺久信ゼネラルマネジャーの言葉を借りると、今の松坂大輔はボールを動かしながら打ち取るスタイル、パ・リーグにあまりいないから体さえ元気であれば通用するというふうにおっしゃっておりました。こういうスタイル、一般的に技巧派と呼ばれることが多いんですが、松坂さんは今、技巧派ですか。 松坂:技巧派とか速球派とか変化球ピッチャーとかっていろいろありますけど、自分で速球派と思ったことはないですし、昔から変化球が得意だったので、僕はどちらかというと、昔はですよ、速いボールも投げられる変化球ピッチャーだと思っていました。ライオンズ、久信さんから入団の話をもらう中で、当然今のピッチングスタイルの話にもなりましたし、それが今のパ・リーグの中ではいいことなんじゃないかなという話をもらいましたし、僕自身はその言葉をいただいて、どこまでスキルアップできるか分からないですけど、動かすボールをメインに、どうバッターを打ち取っていくかということを考えながら、このオフ、キャンプと過ごしていきたいなと思ってます。 文化放送:もう1つだけ。同い年の阪神タイガース、藤川球児投手もやはり往年の速球を投げておりませんけれども、バッターの様子を見て打ち取ることができるということに懸けては、今のほうがいいピッチャーだと思うというような趣旨のことをおっしゃっています。松坂さんもまさにそういうタイプのピッチャーになられたんでしょうか。 松坂:今の僕とは違って、彼はまだ僕から見ても、ものすごく元気なボールを投げられてると思いますし、そうは言ってもいまだにやっぱり若手でも打たれないストレートを投げられてるんじゃないかと。その姿を見て僕はものすごいパワーをもらってますし、尊敬もしています。僕のほうが昔と比べると、かなりスタイルは変わっていますけど、彼が言っていることは分かりますし、そういうピッチャーにならないといけないなと思ってますね。 文化放送:最後にもう1つだけ。今、一番自信のある球種はなんですか。 松坂:なんでしょう。今の僕はカットボールですかね。 司会:ほか、いかがでしょうか。それでは一番右の前から3番目の方、お願いいたします。