北陸放送

周囲は自重を求める中、プロレスへのこだわりはやはり断ち切れないのか。6日、石川県を舞台にした映画「レディ加賀」の制作関係者が上映の報告に県庁を訪れた際、馳浩知事は自らがリングに上がる演出を提案しました。 【写真を見る】周囲は自重を求める石川県・馳浩知事の“プロレス参戦” 本人は「映画出演で」と未練にじませる 「レディ加賀」は、石川県加賀市の加賀温泉郷を舞台に、俳優の小芝風花さん演じる主人公がタップダンスで地元を盛り上げていく姿を描いたハートフルな物語です。 撮影は全て県内で行われました。 ■映画の上映を報告 次回作は「震災復興」をテーマに意欲 6日に雑賀俊朗監督と村田徹プロデューサーが県庁を訪れ、馳知事に上映を報告しました。 映画は2月から県内7つの映画館で先行公開され、その後、全国でおよそ100の映画館で上映されました。 雑賀監督は「映画を観た県内の方から、小芝さんの踏むタップの音が復興の力強い足音になるとのメッセージをいただいてうれしかった」と語りました。 馳知事は「被災地に元気を与える映画になってよかった」と答え、雑賀監督から地震から復興していく姿を描く映画を作りたいとの提案がありました。 タイトルについては「レディすず」とあげる雑賀監督に対し、馳知事は「すずボーイズ」と応じます。 ■次回作へ広がる構想 馳知事は「リングに上がる」演出を希望 さらに映画の構想は広がり、制作スタッフから「知事もぜひ出演してください」と言われた馳知事。 プロレスへの未練はやはり残っているのか、元レスラーの馳知事は「映画の中で試合するのはいいかな」と県の職員に尋ねていました。 馳知事といえば、去年の元日にプロレスの興行にサプライズ参戦し、県議らから批判を受けていました。 その後も「私は死ぬまでプロレスラー」と述べるなど、どことなくプロレスへの未練をにじませている馳知事ですが、いずれ銀幕でジャイアントスイングを披露する日が来るのでしょうか。