【ジャパンC】オーギュストロダン A・オブライエン師「夢を実現できたことに感謝」日本でラストラン8着
「ジャパンC・G1」(24日、東京) 1番人気のドウデュースが、メンバー最速となる上がり3F32秒7の鬼脚でたたき合いを制し、世界の強豪相手にG1・5勝目を挙げた。2着は7番人気のドゥレッツァと8番人気のシンエンペラーの同着だった。 ジャパンCを最後に現役を引退したアイルランドのオーギュストロダンが、ウイナーズサークルで引退お披露目式を行った。日没後で照明がともり、スタンドを埋め尽くすファンが見守った。 レースは中団追走から直線で伸び切れず8着。A・オブライエン師は「彼にとってはもう少しペースが速かったほうがいいと思いました。(武)豊騎手にうまく乗られましたね」と勝者をたたえる。ムーアも「スタートしてペースが速くなったり、遅くなったり乱れました。馬自身は頑張りましたが、日本のラストランでベストを見せられず残念」と悔しがった。 世界のトップトレーナーは今回が初来日。20日は美浦トレセンを見学しており、「日本の競馬は素晴らしい。トレーニング施設も。また挑戦したいです」とリベンジを誓う。愛馬の日本での引退に「ラストランを日本で、というのは夢でした。夢が実現できて感謝したい」と感慨深げだった。