トヨタの世界販売台数、11月として過去最高の92万569台…苦戦の中国も増加に転じる
トヨタ自動車が25日発表した11月の世界販売台数(トヨタ、レクサス両ブランド)は、前年同月比1・7%増の92万569台で、11月として過去最高を更新した。国内外でハイブリッド車(HV)の販売が好調で、苦戦していた中国での販売も増加に転じた。
海外販売が3・2%増の79万台で、11月として過去最高だった。主要市場の米国で、HVなど電動車の販売が前年同月比で5割ほど増えた。中国も新型車投入などが奏功し、7%増の17万台だった。中国での販売が前年同月を超えたのは今年1月以来、10か月ぶり。
一方、国内販売は6・6%減の13万台。半導体不足の解消で生産が増えた昨年からの反動減と、子会社の一部稼働停止が影響した。
世界生産台数は6・2%減の86万9230台。国内生産の落ち込みなどから10か月連続で前年割れとなった。国内生産が9・3%減の28万台、海外生産は4・6%減の58万台だった。