夏真っ盛り、催事続々 若者や地域主催のイベントも 鹿児島県の徳之島
夏真っ盛りを迎え鹿児島県の徳之島では10、11の両日、島内3町で夏祭りイベントが続々と開催された。18日に夏祭り本番を控えた天城町では関連イベントのボートレース大会が開かれたほか、秋や冬に祭りを移行した徳之島、伊仙の2町でも地域や若者らが主催してイベントを開催。お盆の帰省客も加わって各会場とも大勢の来場者でにぎわった。 徳之島町の母間新港広場では10日、同町北部地区が持ち回りで開催している東天城祭りが開催された。母間校区会主催の「ちゅっきゃい節夏祭り」との併催とあって例年以上の盛り上がりに。今年島内初めての花火大会もあり、会場は多数の家族連れでにぎわった。
伊仙町でも同日、ほーらい館屋外で白組青年団と直売所「百菜」が主催して夏祭りを開催。保育園児やダンスチームなど計16組が出場するステージやお楽しみ抽選会が開かれた。主催者は「子どもたちが夏を楽しめるようにと昨年に続いて開催した。地元企業の協力のおかげで昨年以上の盛況」と感謝した。 天城町は11日、与名間のヨナマビーチで5年ぶりのボートレース大会を開催。一般19チーム、集落の部7チーム、女子4チームが出場し、一般の部は南西糖業伊仙選抜Cが制した。同チーム応援団長の北郷剛志さん(27)は「久々の大会だったが全員が櫂(かい)の感覚を忘れていなかったのが勝因」と汗を拭った。 島を盛り上げたいと島外からイベントを企画、参加した若者も。天城町のボートレース大会に合わせてイベント「GOOD GOOD WEEKEND」を開催した同町岡前出身の徳田香澄さん(26)=東京都=は「構想から6年。実現できたのは島内の仲間たちのおかげ。今後も若い世代の力で徳之島を活気づけていきたい」と笑顔を見せた。