ロイヤルレディの華麗なるジュエリー図鑑【サファイア編】
特別な機会に身につけるティアラから公務や日常使いのネックレスやイヤリング、リングまで。世界のロイヤルレディが愛用するジュエリーの数々を宝石別にご紹介。今回は王室と特にゆかりの深いサファイアをピックアップ。それぞれの宝石の持つ魅力や背景も併せてご覧ください。
サファイアの魅力って?
深みのある滑らかな青色が美しいサファイアは、幻想的で高貴な美しさのある宝石。愛情、真実、誓い、貞節などを象徴する宝石としてローマ時代より婚約の証として用いられ、この慣習は現代のヨーロッパ王室にも受け継がれました。大人の品格を漂わせ、凜とした美しさを引き立ててくれます。
キャサリン皇太子妃
ダイアナ元妃から受け継いだジュエリーコレクションを特別な機会に身につけることが多いキャサリン皇太子妃。サファイアとダイヤモンドの存在感あふれるダブルドロップイヤリングは、エリザベス女王の在位70周年を記念した2022年のトゥルーピング・ザ・カラーにて着用。爽やかな白の装いに洗練ムードを添えています。
ダイアナ元妃
ダイアナ元妃が'90年代に何度も身につけた、最もアイコニックなジュエリーの一つであるこのチョーカー。結婚祝いにクイーン・マザーから贈られたサファイア×ダイヤモンドのブローチに、7連のパールを加えてトランスフォームしたものでした。
マキシマ王妃
2013年、夫であるウィレム=アレクサンダー国王の就任式にてマキシマ王妃がまとったのが、1世紀以上も前からオランダ王室が所蔵するダイヤモンドとサファイアの壮麗なティアラ。ロイヤルブルーで統一した装いと相まって、その気品オーラに圧倒されます。
シャルレーヌ公妃
2023年のレッド・クロス・ボールにて、モナコ公室御用達のジュエラー、ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリー“セマティック コレクション”のイヤリングとリングを着用したシャルレーヌ公妃。躍動感を感じさせるデザインが、現代的なムードを漂わせています。
シルヴィア王妃
スウェーデン王室が所有するサファイアジュエリーといえば、このロイヒテンベルク・サファイア・パリュール。これはナポレオン・ボナパルトの最初の妻、皇后ジョゼフィーヌから、スウェーデン王室に嫁いだ孫へと引き継がれたもの。スウェーデン王室のジュエリーには、ナポレオン時代に流行していたデザインが多く見られます。
マイケル・オブ・ケント王子妃
ダイヤモンド、サファイア、エメラルドを野生のパンジーの形にあしらったカルティエのブローチ。これはマイケル・オブ・ケント王子の母、マリナ妃が所有していたコレクションのひとつで、ブローチとしてだけでなく、ネックレスにもアレンジして使用するなど王子妃のお気に入りです。