駐車場で出会った生後2週間の子猫…夏休みの子どもたちが力を合わせてお世話 哺乳瓶からのミルクも一苦労…今ではすっかり家族の一員に
幼い頃から猫とともに育ってきたX(旧Twitter)ユーザーのゆきもも(@MomoPlala)さん。 【写真】発見時…段ボールの隅で固まっていたロックくん 成人後に出会った3匹目の猫が「ロック」くんでした。出会いは今から2年前、真夏の8月、駐車場だったといいます。 その日、飼い主さんが用事を済ませて帰る途中、段ボールの隅っこで怯えている小さな子猫に出会います。その子猫こそ、今は飼い主さんにとって大切な家族であるロックくんでした。 「最初にロックを見つけてくれた人によると、駐車場にポツンとひとりぼっちでいたそうです。生後1カ月にも満たないほど小さく、ほとんど鳴くことも動くこともありませんでした」と振り返ります。その姿に心を動かされ、飼い主さんはロックくんを家に迎える決意をしました。
生後間もない子猫の育児に奮闘、子どもたちが大きな助けに
動物病院で診察を受けると、ロックくんは生後わずか2週間の男の子であることがわかります。体はまだ小さく、健康状態も気がかりな部分がありましたが、ノミの駆除や目やにのケアをしつつ、飼い主さん一家での育児が始まりました。 生まれて間もないロックくんにとって、哺乳瓶でのミルクや排泄の介助は必須でしたが、「ロックは哺乳瓶でミルクを飲むのがとても下手で、動物病院の先生や看護師さんも苦戦していました」と飼い主さん。 飼い主さん夫婦は、日中、仕事があったため、当時、夏休み中だった子どもたちが、献身的にお世話を手伝い、家族みんなで小さな命を育む毎日が続きました。 初めは哺乳瓶でのミルクさえうまく飲めなかったロックくん。 やがて成長し、次は離乳食に挑戦しましたが、「なかなか哺乳瓶から上手にミルクを飲むことができず、離乳食も食べてくれなかったため苦労しました」と飼い主さんは振り返ります。少しでも体調を崩さないかと心配しつつ、体重を毎日測りながら見守る日々が続きました。 その後、家族の温かい愛情に包まれながら、ロックくんは少しずつ成長し、やがてどんな食べ物でも食べてくれるほど元気な猫に育ちました。 現在、ロックくんはすっかり家族の一員となり、のびのびと暮らしていますが、先住猫の「小麦」ちゃんとは少し距離がある様子。ロックくんは小麦ちゃんに甘えたい気持ちがあるのか、時折そっと近づくことがありますが、小麦ちゃんは逃げてしまい、ロックくんの片思いが続いているのだそうです。