31歳スティル監督がRCランスの新監督に正式決定 今季までは伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスを指揮
今季はクラブを9位に導く
日本代表である伊東純也と中村敬斗を指導した31歳の若き指揮官は今夏に新たな挑戦をする。 RCランスは10日、今季までスタッド・ランスを率いた31歳のウィル・スティル監督を新監督に迎えることを正式に発表した。契約期間は3年間だという。 2021年にスタッド・ランスのアシスタントコーチに就任したスティル監督だが、2022年10月からは解任されたオスカル・ガルシア監督の後任として暫定監督を務めることに。暫定監督として望んだその後の5試合で好成績を残したことを理由に続投することとなり、当時はUEFAライセンスを持っていなかったため、クラブが毎試合罰金を支払いながら指揮していた。同シーズンは最終的にリーグ・アンで19試合無敗というリーグとクラブ記録を達成するなど、その手腕を大いに発揮していた。今季は昨季の11位越えが期待されていた中で、チームを9位に導いていたが、リーグ戦残り3試合の時点で今季限りでの退任が決定していた。 そんなウィル・スティル監督を迎え入れることとなったRCランスのゼネラル・ディレクターであるピエール・ドレオッシ氏はクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。 「ウィル・スティルが来季からRCランスを率いることを嬉しく思う。彼が監督に就任し、クラブに新たな循環を生むことは我々の最優先事項だった。彼は勝利への執着を持ち、団結力も兼ね備えた人格者である。また真の情熱家、優れた戦術家でもあり、スタッド・ランスで19試合無敗という記録を残すなど、確かな結果を残した。そんな彼をチームに迎えることができて嬉しく思う」 RCランスは2020年2月に同クラブのBチームの監督からトップチームの監督に就任したフランク・エズ監督の下、20-21シーズンにリーグ・アンへ復帰。22-23シーズンには2位フィニッシュと大躍進を見せ、今季はチャンピオンズリーグと並行して戦った中で7位フィニッシュと好成績を残していた。そんな中で今夏、同監督は引き抜かれる形でニースへの就任が決定しており、後任を探していた。
構成/ザ・ワールド編集部