七福醸造 碧南市長から感謝状 清掃活動で国土交通大臣表彰
有機白だし・白醤油製造販売の七福醸造は、このほど令和6年度「道路ふれあい月間」における道路愛護団体等の国土交通大臣表彰を受賞した。 これを受け、同社・犬塚元裕社長が8月30日に碧南市の小池友妃子市長を訪問。知事から感謝状を受け取った。 国土交通省では、8月1~31日までの1か月間を「道路ふれあい月間」とし、その行事の一環として道路交通の安全や道路の正しい利用、道路愛護などの活動を行い、功績が特に顕著な民間団体や個人に感謝状を贈り、表彰している。今年は90団体と個人5人が受賞したが、食品会社が選ばれるのは珍しいという。 七福醸造では30年以上前から、社内有志による地域清掃活動を開始。2007年(平成19年)10月には、碧南市の市民と行政が協働で街の美化を目指す清掃活動「アダプト・プログラム」に登録。国道247号線の遊歩道の道路清掃を続けてきた。この功績が認められ今回の表彰となった。 小池市長は、「この碧南市で、長らく先頭に立って清掃活動をしてくださっていることに感謝する。七福醸造さんは、どこの工場に行ってもゴミ一つ落ちていない。また何より一番素晴らしいのが、誰に対しても皆さんが必ず立ち止まってあいさつをしてくださること。とても素晴らしい会社だなと思っている。これからもよろしくお願いしたい」と祝いの言葉と謝辞を述べた。 また、「私も5年前からゴミ拾い活動を行っているが、そうした中で気持ちが変わってくる、心遣いが変わってくるというのをすごく感じている。市役所でも毎朝のあいさつを心がけているが、まだまだ御社のレベルに達していない。市役所でもそういった職員が増えていくようにしたい」と語った。 犬塚社長も「当社の地域清掃活動は30年以上にわたるが、確かに気持ちが変わるというのはあると思う。ゴミを拾ってきれいにするというのも一つだが、われわれの清掃活動には捨てる人を減らしたい、捨てられるゴミの量を減らしたい、そういう考えが多くの人に広がってほしいという思いがある。皆さんが気持ちよく歩けるように、これからも道路清掃を続けていきたい」とした。