【イベントレポート】演歌歌手の丘みどり主演「おちか奮闘記」開幕、「舞台女優としても頑張りたい」
松竹創業百三十周年「おちか奮闘記」が昨日1月2日に東京・三越劇場で開幕。これを記念して同日、東京・日本橋三越本店 本館1階中央ホール 特設イベントステージにて鏡開きイベントが行われた。 【映像】「おちか奮闘記」ダイジェスト 「おちか奮闘記」は、デビュー20周年を迎える演歌歌手の丘みどりが舞台初主演を務める作品。川口松太郎の「浪花女」をもとにした本作では、明治初期の大阪を舞台に、義太夫節三味線の名手・二代目豊澤団平の芸に惚れて妻となったおちかが、人形浄瑠璃「壺坂霊験記」を完成させるまでが描かれる。 鏡開きイベントには、丘をはじめ、出演者の河合雪之丞、松本慎也、瀬戸摩純、賀集利樹、三田村邦彦らが出席。丘は「ずっと夢だった、舞台の主演をさせていただくことになりました」と喜びを語ると共に、「舞台女優としても頑張りたい」と意気込みを述べた。公演は1月26日まで。 ■ 丘みどりコメント あけましておめでとうございます! ずっと夢だった、舞台の主演をさせていただくことになりました。すごく緊張しているんですけれど、大先輩の皆さんに支えていただきながら、1カ月稽古の毎日で頑張って参りました。今日、初日を迎えまして、千穐楽まで全力で走り切りたいと思っておりますので、ぜひ皆さん、1度、2度、3度、4度と観に来ていただけたら嬉しく思います。丘みどり、演歌歌手ではなく今日からは舞台女優のデビューとして頑張りたいと思っておりますので、応援のほどよろしくお願いいたします。 ■ 河合雪之丞コメント 皆様、新年あけましておめでとうございます。私は丘みどりさんの母親役を勤めさせていただくんですけれど、毎日毎日お稽古場でみどりさんが歌を歌われていて、それを聴いて満足して家に帰っておりました。それくらい素晴らしい! また、皆さん今日ご覧になればわかると思いますけれども、初舞台とは思えない貫禄のあるお芝居が、本当に素敵だなと思って、ずっと稽古場で観ておりました。皆さんにも、私の感動を味わっていただきたいと思いますので、ぜひぜひ劇場の方へ足をお運びくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ■ 松本慎也コメント 皆様、あけましておめでとうございます。本当におめでたい日だし、この歴史ある日本橋三越、そして本当に素敵な三越劇場で、みんなで無事に初日を迎えることができて幸せに思っています。おいしいものがいっぱい売っているので、舞台が終わりましたら、買って帰りたいと思います! ■ 瀬戸摩純コメント 新年あけましておめでとうございます。初春早々、私の大好きなこの三越劇場にまた出演させていただきますこと、大変嬉しく思っています。私の役はみどりさん演じるおちかさんとは非常に対照的な役でございまして、身分や境遇の違いなどが明確に描かれております。皆様に、ポイントとしてご覧いただければと思います。そしてなんと言いましても川口先生の作品でございますので、日本人の人情・情愛を、共演者の皆様、そしてお客様方の心に響くように表現できましたらと存じます。 ■ 賀集利樹コメント 皆様、新年あけましておめでとうございます。お正月という本当におめでたいタイミングで初日を迎え、歴史のある三越劇場の板の上に立てるというのが、役者としても本当に嬉しいことで、すごく緊張しております。多分、観に来られる方にとっては今年の芸術鑑賞初めになる作品じゃないかなと思いますので、今年最初に観て、本当に楽しかったと思っていただけるような素敵な作品を、座長の丘みどりさんを筆頭に全員で届けたいと思います。26日まで三越劇場でやっておりますので、ぜひ足をお運びください ■ 三田村邦彦コメント あけましておめでとうございます。この「おちか奮闘記」で豊澤団平という役をやらせていただくんですけど、未だに執念深く役を追求していまして、幕が開いて、どういう団平になるのか、自分でもよくわかりません。今年は6回目の巳年。普段はそんなに執念深くないのですが、この作品、執念深く演じてみたいと思います。全身全霊をかけて演じたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 ■ 松竹創業百三十周年「おちか奮闘記」 2025年1月2日(木)~26日(日) 東京都 三越劇場 □ スタッフ 作:川口松太郎「浪花女」より 補綴・演出:成瀬芳一 □ 出演 おちか:丘みどり 沢田屋女将お政:河合雪之丞 竹本春子太夫:松本慎也 芸妓おくに:瀬戸摩純 人形遣い文吉:賀集利樹 豊澤団平:三田村邦彦