ドリームワークス『野生の島のロズ』吹替キャストに綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福、いとうまい子ら
■日本語吹替版キャストのコメント(全文)
▼ 綾瀬はるか(ロズ 役) 最初にオファーをいただいた時、「ロボット役は難しそうだな…」と思ったので、収録の前に海外で見かけたAIロボットを撮影して見直してみたり、スマートフォンのアシスタントアプリに話しかけてみたりしていました。 ロズはプログラミングされているので、少し固くカチッとしゃべるのですが、だんだん愛しさや寂しさなどを感じるようになると、まるで人間のように変わっていく姿がとても自然で。難しいと思っていたその過程が、最後は面白く感じて不思議でした。ロズの素敵なところは、島の動物たちを助けて、それが自分の喜びになっていくところです。 ロズだけではなく、全てのキャラクターも愛おしく魅力的で、全ての皆さんに必ず共感できるところがあると思います。 ▼柄本佑(チャッカリ役) オファーをいただいた時、アニメが好きなのでうれしい!という気持ちと同時に頑張らなきゃ…と緊張しました。この『野生の島のロズ』を見ながら、僕自身も恥ずかしながら泣いてしまったのですが、本当に素敵な世界観なので、キツネのチャッカリというキャラクターのイメージを崩さないように準備して吹き替えました。 チャッカリは、大人っぽいクールなところと子供っぽいところの両極があるのが魅力です。最初は口を合わせるのも難しかったのですが、監督の立体的で奥行のある演出のおかげでただただ楽しくやらせていただきました。とても気持ちの良い、誰でも楽しめる作品になっていますので、大人も子供も、家族で見に来ていただけたらと思います。 ▼鈴木福(キラリ役) 最初にこの作品を観た時、キラリの役をやらせてもらう喜びと、ロズとキラリ、そして周りの動物たちとの絆にジーンときたのですが、隣で見ていたマネージャーさんたちの方がもっと感動して涙していて(笑)。 僕の演じたキラリは、ロボットに育てられた雁なので、他の鳥たちと違うところをあまりネガティブにとらえすぎず、ポジティブに進んでいく勇敢な子だと感じました。僕自身も割とポジティブなので、そこはキラリと似てるんじゃないかと思います。 鳥なのに、ロボットっぽい動きを真似て、自分で「ウー、ガチャ―」と言いながら歩いたり、「変換器をオーバーヒートさせて補助冷却装置が消滅」などのロボット専門用語的な台詞があるのが難しくもあり、面白かったです。 ▼いとうまい子(ピンクシッポ役) 最初に映画を見た時、感動してすごく泣いてしまいました。ロズが愛を知っていくのが感じられて。ピンクシッポは子だくさんで肝が据わっているお母さんなのですが、難しかったところは、普通芝居をするときよりも5倍~10倍くらいテンション高くやらなければいけないことでした。自分では感情をのせているつもりでも、いざ聞いてみると思っていたのとは全然違うところがあったりして。「いや、まだまだいけるんじゃないか」という面白さもありました。 私は44歳で入った大学のゼミでロボット工学を専攻しました。ロズは、私たちが研究している現在のロボットよりかなり進んでいると思いますが、いずれはこう進化していくんじゃないかと感じさせてくれますね。