明大・戸塚俊美監督が“初采配”で早大に白星「ベンチの誰もがあきらめていなかった」…全早明野球戦
◆常陸大宮市市制施行20周年記念 全早明野球戦常陸大宮大会 全明大5x-4全早大(1日・大宮運動公園市民) 現役学生にOBの社会人選手を交えて激突する「全早明戦」が茨城・常陸大宮市で行われ、全明大が9回、サヨナラで全早大に勝利した。両校応援団がスタンドに陣取り、リーグ戦さながらの彩りを見せる中、好敵手同士による白熱した戦いが展開された。 明大・戸塚俊美監督(60)はこの日が初采配。2点ビハインドで迎えた9回、ナイン一丸での劇勝に「みんなが本当によく粘ってくれた。ベンチの誰もが最後まで元気を失わずに、あきらめていなかった。今年はリーグ戦で早稲田にやられていたので、勝てて良かった」と、春秋ともに勝ち点を献上したライバルへのリベンジを喜んだ。 内野スタンドは満員に埋まり、外野芝生席からも多くの人々が熱戦を見届けた。「素晴らしい球場。リーグ戦の雰囲気そのままの中で、いいゲームができて良かった」と運営側に感謝した。 目指すべき理想型には「投手を中心とした守りの野球。柱となる投手を育成していかなきゃならない」と新指揮官。オフシーズンにチーム力を底上げし、来春のリーグ戦開幕へ備える決意だ。(加藤 弘士)
報知新聞社