2008年(平成20年)多摩川で実施されたチルト4度の実験とは?ファンを驚かせる新サービスも拡大【ボートレースコラム】
選手養成では大幅な年齢緩和
もうひとつ、この年の出来事で見落とせないことがある。それは選手募集の条件が大きく変わったことだ。 やまと競艇学校(現・ボートレーサー養成所)を08年10月に受験する106期生から、年齢制限の上限を一気に30歳未満に緩和(それまでは21歳未満)。大卒者や社会人経験のある志願者のチャンスが拡大した。さらに他のスポーツで日本のトップクラスの成績を収めるなどとくに優秀な成績を残した志願者を対象とした「特別選抜制度」も設けた。 いずれも幅広く人材を確保するという意図からであり、選手への道は大きく開かれた。
筆者:山本圭一
1957年横浜生まれ。物心ついたころからトランプなどでギャンブルに目覚め、20代では公営競技に没入。ボートレース歴も40年近い。初めて行った多摩川ではいきなり5連勝して「オレは天才だ!」と勘違い。 本誌マクールには創刊から携わり、昨年まで約15年編集長をつとめた。趣味の海外旅行でも各国のカジノなどを楽しむ。
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