【シンガポール】ジョンソン日立現法、ターボ冷凍機を供給
空調機器を手がけるジョンソンコントロールズ日立空調(東京都港区)のシンガポール法人は、空調制御システム(HVAC)の顧客に省エネ型の空調システムを供給すると発表した。省エネ型空調システムの提供を通じ、同国の温暖化対策の目標達成に貢献したい考えだ。 「VG」「S」シリーズのターボ冷凍機を法人顧客に提供する。冷凍機の圧縮機に遠心形圧縮機を使用するターボ冷凍機は、少ないエネルギーで効率的に温度を調整できる。冷媒を利用しないため、温室効果ガスの排出も減らせる。 シンガポール政府は、持続的な環境維持を目指すための計画「シンガポール・グリーンプラン2030」を推進。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に基づき温室効果ガスの排出量を30年までに05年比で36%削減する目標を掲げている。 ジョンソンコントロールズ日立空調は、日立アプライアンス(現・日立グローバルライフソリューションズ)の空調事業と米ジョンソンコントロールズが15年10月に設立した合弁会社だ。