Travis Japan、今夏に2年連続ワールドツアー決定 リーダー・宮近海斗「2025年スーパースターになる」 全国ツアー初日公演
アイドルグループ「Travis Japan」が4日、昨年12月発売のセカンドアルバム「VIIsual(ビジュアル)」を引っ提げた全国ツアー(8都市28公演)の初日公演を横浜アリーナで開催した。2025年の初陣となるコンサート。ステージでは、今夏に2年連続となるワールドツアー開催が決定したことを報告した。リーダーの宮近海斗(27)は「2025年、Travis Japanはどこにもとどまらないぐらいにスーパースターになります」と宣言した。 ステージは、強い個性を持つメンバー7人が集まった奇跡を描いたアルバムのコンセプトにちなみ、中村海人(27)が全体の演出を担当。7つのダイヤ型照明「VIIダイヤモンド」の中から白スーツ姿のメンバーが登場し、「99PERCENT」でオープニングを迎えた。「横浜、ぶち上げていくぞー!」。宮近のシャウトにファン1万5000人が大歓声で応えた。 今回のアルバムでは、メンバーそれぞれがプロデュースした楽曲やグループ内ユニット曲を収録している。体調不良のため療養中の川島如恵留(30)は不参加となったが、吉澤閑也(29)と川島のユニット曲「Lonely Stars」は、川島の立ち位置にスポットライトが当たり、中盤には7を表す「VIIオブジェ」から他のメンバーも登場。通常は2人で歌う楽曲を全員で歌う特別バージョンで届け、「7人のトラジャ」の絆の深さを表現した。 ほかに全世界に配信したデビュー曲「JUST DANCE!」や代表曲「夢のHollywood」、ライブ初披露となるアルバム収録曲「Crazy Crazy」など全30曲をパフォーマンスした。 グループとしては昨年、8都市29公演のアリーナツアーとアジア&米国6都市を回る初のワールドツアーを開催するなど充実した一年を過ごした。この日は、2年連続でワールドツアー開催が決定したことを発表。宮近は「こうして皆さんと一緒に培ったものや、もらった自信をどこかで発揮して挑戦できることはすごくうれしいこと。ブッかましに行くので応援よろしくお願いします」と呼びかけた。 最近は大ブレーク中の松田元太(25)が、グループ名と同じイニシャルのお笑い芸人・陣内智則をネタに「トモノリ・ジンナイ」と言いながら”TJポーズ”を決める機会が増えたことでグループ全体の知名度アップにつながっている。このツアーが今後のさらなる飛躍に向けての重要なステージとなる。 宮近は「ファンの方が求めていることと、自分たちのやりたいことを信じて唯一無二と思われるような行動をやっていく年にしたい」と気を引き締め、中村も「ビルボードのUS(チャート)には入りたいと思うし、グラミー賞は先のことかもしれないけどグループとして狙っていきたい」と決意を新たにした。 ◇ ◇ 松田が”ビジュアル”を進化させてステージに登場した。開演約1時間45分前に行われた取材会ではえり足の長い髪形。その直後、呼び寄せた美容師にバッサリと切ってもらったという。ライブ中のMCで髪を切ったことをメンバーから指摘されると「ライブのために切った。みんなのために切った!」と少し照れながら「みんなもビジュアルかっこいいね!」とお返しした。
中日スポーツ