「愛車のシーマは今年で34年目」伊藤かずえ(57)が「動くアルバム」と語る相棒との秘話と「デジタルに弱い私」が動画編集を始めた理由
── 愛車への深い愛情を感じます。ただ、古い車を維持するのは、買うよりお金がかかりますよね。 伊藤さん:そうですね。ハイオクでリッター4キロしか走らないので、アメ車並みの燃費で。ただ、やっぱり愛着があるから手放せなくて。「出産後、生まれたての娘をこの車に乗せて帰ってきたなあ」とか、「娘が18歳で免許を取って、この車に初心者マークを貼って乗っていたなあ」など、振り返るといろんな思い出が詰まっているんですよね。私にとって、動くアルバムのような存在なんです。
── 人生を共にしてきた相棒なのですね。 伊藤さん:まさにその通りですね。何年も乗っているから、自分の一部みたいな感じで、「狭いけれど通れるな」「ここは曲がれるな」と見た瞬間に把握できます。長く乗り続けていると事故も少ないんじゃないかなと思いますね。 シーマのほかにも、日産のノートという車を所有しています。3年ほど前に買ったのですが、ボタンでエンジンやブレーキがかかるし、スマホを置いておくだけで充電できます。いろんな機能が備わっているんです。しかもすごくエコで、ガソリン代も全然かからないと、いいことずくめ。でも、やっぱりシーマのシートに座った瞬間、しっくりとくるものがあるんですよね。
── もともと「モノを長く大切に使う」という習慣をお持ちなのでしょうか。 伊藤さん:どうでしょう。ただ、慣れたものを変えるのが面倒くさいというのもあります。そういうところで労力を使いたくない(笑)。ただ、使えるものはギリギリまで使いたいと思うタイプですね。ちなみに今年、7年使ったiPhone8を買い換えたばかり。充電できなくなっちゃったのでさすがに買い換えましたが、使えるのならまだ使うつもりでした。なので、やっぱり物持ちはいいかもしれません。
PROFILE 伊藤かずえさん いとう・かずえ。1966年、神奈川県生まれ。1978年デビュー。85年に大映ドラマ『ポニーテールはふり向かない』(TBS系)で初主演。そのほか『不良少女とよばれて』『スクール☆ウォーズ』など、数々の大映ドラマに出演。その後も『ナースのお仕事』をはじめ数々の人気作品に出演。2022年には自身のYouTubeチャンネル『やっちゃえ伊藤かずえ』を開設。 取材・文/西尾英子 画像提供/伊藤かずえ
西尾英子