【独自】“ルフィ”グループ“伝説のかけ子” 山田李沙受刑者が獄中告白…狛江強盗致死事件の“真相”と闇バイトに手を出す人へ伝えたいこと
死者が出ても強盗を続けようとした“理由”
狛江市の強盗致死事件の翌日、今度は東京・足立区の住宅に、狛江の実行役を送り込もうとしていた今村被告ら。 このとき強盗に入ろうとしていたのは、山田受刑者が「アポ電」をした住宅。 自分が関わっている案件とも知らず、会話を聞いていると、指示役たちは、凶器の準備を入念に確認するだけではなく、実行犯たちの行動をつぶさに把握しようとしていたといいます。 実行役(通話)「たばこ吸ってきていいですか?」 藤田被告「いいよ、ちょっと気合入れて!」 喝を入れ、現場へと送り出しますが、届いたのは「家主は不在」の報告。 実行役(通話)「どうします?やめます?」 藤田被告「いや、このまま空き巣案件に切り替えて!」 強盗から空き巣に切り替えるよう指示を出しましたが、この足立区の事件は未遂に終わり、実行役が逮捕されました。 その後も、新たな実行役を調達し、犯行を重ねようとしていたという渡辺被告ら。 「俺らは一生遊んで生きていけるだけの金が欲しいんだよね」「脱獄のためにも大金が必要なんだ」と話していたといいます。 渡辺被告らは、なぜそれまで行っていた「特殊詐欺」から、「強盗」へ手に染めるに至ったのか。山田受刑者は、その理由をこう話します。 「特殊詐欺はかけ子などたくさんの人員が必要で、細かくやらなければいけないことがありました。収容所にはそれだけの人員はいません。だから自ら直接指示ができる強盗を始めていました」
「自分ができることを」犯した罪との向き合い
いまだ始まらない、幹部らの裁判と山田受刑者は、どう向き合っていくのでしょうか。 「今後の裁判で証人出廷を求められれば、全ての真実を話すつもりです。そして同時に、これ以上被害者が出ないことを強く願っています」 貧困からお金を手に入れるために闇バイトに応募し、高齢者などから約6億円をだまし取った山田受刑者。接見のなかで自身を振り返り「お金は戻らないと思うので、申し訳なく思っている」と話します。 さらに、止まらない闇バイトによる事件については…。 「お金がほしくて、闇バイトに手を出してしまうと思いますが、本当にお金が手に入るわけではありません。闇バイトに手を出すと自分が今置かれている状況よりも、もっとひどい状況になると伝えたい」 「これから出所した後は、詐欺事件を防ぐボランティアや募金活動をやっていきたい。自分がだました人だけじゃなく、色々な詐欺事件でだまされた人に対して自分ができることをやっていきたい」 (めざまし8 12月24日放送)
めざまし8
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