株式市場は活況 下半期は注目の新規上場企業はどこ?
このほか、ガストやバーミヤンなど、ファミリーレストランを展開する「すかいらーく」も近く上場するようだ。2006年、MBO(経営陣による自社株買い取り)により、東証1部上場廃止となった。その後、米投資ファンドのもとでの経営立て直しがうまくいき、業績も順調とみられる。日経新聞の報道によると、今年4月に上場申請し、秋にも上場する見込み。時価総額は3000億円台に上る見通しだという。 また、新規ではないが、出版大手のKADOKAWA(東京都千代田区)と動画配信サービス「ニコニコ動画」のドワンゴ(東京都中央区)の経営統合に伴い、10月1日に持ち株会社「KADOKAWA・DWANGO(角川・ドワンゴ)」が東証1部に上場する。現在の両社は9月26日に上場廃止となる。 新しく上場する企業の株式は、市場が好調であれば、公募価格を大幅に上回る初値をつけることが多い。ただ、今年上半期のジャパンディスプレイなどのように、今ひとつ振るわないケースもある。下半期の新規上場企業に対しても、株価を見極めようとする投資家たちの熱い視線が注がれそうだ。 (文責・坂本宗之祐)