遠藤航はリヴァプールでポジション守れるか 31歳の遠藤を「未来への繋ぎ役」と見る向きも
1シーズンでポジションを失うわけにはいかない
今季のリヴァプールでは、日本代表MF遠藤航が守備的MFとして重要な役割を果たした。シュツットガルトからやってきた遠藤はそこまで有名ではなかったかもしれないが、最終的にはサポーターを納得させるだけのプレイを見せたのだ。 ただ、新シーズンのポジションが安泰というわけではない。今夏にも新たな守備的MF獲得へ動く可能性は十分にあり、その候補者の1人としてデータサイト『WhoScored』がプッシュするのがアタランタMFエデルソンだ。 アタランタは今季のヨーロッパリーグを制しており、決勝トーナメントではリヴァプールもアタランタに手痛くやられている。そのアタランタの中盤でフル稼働していたのがエネルギー抜群のブラジル人MFエデルソンで、圧倒的なフィジカルはプレミアリーグの環境にも合うはず。24歳と若いことも魅力だ。 同サイトは31歳を迎えている遠藤について、将来への『繋ぎ役』と見ている。あくまで昨夏に獲得した緊急的な戦力で、将来のことを考えればエデルソンのような若き実力者獲得へ力を入れた方がいいとの意見だ。 「遠藤はリヴァプールでのデビューシーズンで素晴らしい活躍を見せたが、あくまで未来への繋ぎ役に過ぎない。 今夏のリヴァプールはファビーニョの後継者として、同じブラジル人のエデルソンを確保する可能性がある。24歳のエデルソンはヨーロッパリーグでアタランタの優勝に貢献していて、決勝ではレヴァークーゼンを翻弄した」 「エデルソンのセリエAとELでの活躍は注目を集めている。リヴァプール新指揮官のアルネ・スロットは、退任するユルゲン・クロップと似た激しいアプローチを取る指揮官のため、エデルソンはその中盤に上手くフィットするだろう」 もちろん遠藤も1シーズンでポジションを明け渡すつもりはなく、30代に入ってもトップパフォーマンスをキープすることは十分に可能だ。それでもチームとしてはエデルソンのような若手実力者を獲得できれば理想的で、中盤の層を厚くするうえで今夏に狙うべきターゲットと言えるか。
構成/ザ・ワールド編集部