札幌ドームで激突!8位「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」×5位「コベルコ神戸スティーラーズ」!NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第14節
第13節は椿事があった。ディビジョン1(D1)で今季初の引き分けが2試合もあったのだ。
4月第3週の第14節は、奇しくも、その引き分けを経験した2チームがリーグワン公式戦を初開催となる札幌ドーム(北海道)でぶつかる。
ホストは8位(5勝1分7敗/勝点29)のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。
ビジターは、5位(7勝1分5敗/勝点36)のコベルコ神戸スティーラーズだ。
札幌市内の小学生1000人が無料招待されるという試合は、4強進出を狙う5位スティーラーズにとっては正念場だ。
勝点43の4位横浜キヤノンイーグルスとの勝点差は「7」。D1レギュラーシーズンは今節を含めて残り3節であり、今週の結果次第では、残り2枠の4強進出が絶望となる。
先週は2位東芝ブレイブルーパス東京との伝統チーム対決で、40-40のドロー。前半スコアは「14-33」だったが後半は「26-7」と猛追した。
コンバージョンが決まれば劇的逆転だったが、ラグビーはチームスポーツ。外したキッカー(ブリン・ガットランド)を笑顔でねぎらうスティーラーズの選手たちが印象的だった。
しかし指揮官のコメントには無念が滲んでいた。
「前半はタックルミスも多かった。フラストレーションが溜まる試合でした。そこから(後半)ファイトすることはできました。一番の不満はあれだけチャンスを作りながら勝てなかったことです」(スティーラーズ、デイブ・レニーHC)
4位イーグルスとの勝点差について、指揮官は「どこがイーグルスさんを倒してくれるかはコントロールできない。自分たちの準備にどれだけフォーカスできるかが重要」と語った。
九州公立大学出身のPR高尾時流、今季初先発のFL橋本皓、IPU環太平洋大学出身のライジングスターNO8ティエナン・コストリー。そしてボールキャリーの名手CTBマイケル・リトルだ。
注目はフルバックで初先発となる李承信だろう。