札幌ドームで激突!8位「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」×5位「コベルコ神戸スティーラーズ」!NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第14節
スティーラーズでは主にスタンドオフ、センターとしてキャリアを積んできた23歳。スピアーズは戦略的なキックの使い方に長ける。相手SOバーナード・フォーリー、FBリアム ・ウィリアムズらとのキックゲームの応酬は注目したい。
一方、プレーオフ進出が絶望的となっている8位スピアーズ。
前節の静岡ブルーレヴズ戦は、前半を31-7で終えながら後半無得点で、結果的に同点(31-31)に追いつかれた。
こちらも勝敗は最後のコンバージョンに委ねられたが、相手WTBキーガン・ファリアのキックが外れて命拾い。引き分けによる勝点2を手にした。
フラン・ルディケHC( ヘッドコーチ)は「前半はコントロールできていましたが、後半は相手がボール、エリアをコントロールして良いクオリティーを出されました」
「ただ残り10分間は(後半31、33分にシンビンが出ながらも)13人で団結してプレーできていました。タフな状況でもギブアップしなかった選手を褒めたいです」と讃えた。必ずポジティブな面に言及するのがルディケ流だ。
リーグ連覇が厳しい状況となったスピアーズは、10位以下の入替戦出場もない、ある種タフな状況にいる。心理面で有利なのは、4位イーグルスを追走している5位スティーラーズかもしれない。
リザーブには今節はPR紙森陽太(24歳)をはじめHO江良颯(22歳)、PR為房慶次朗(22歳)が並んだ。若手フロントローの途中投入がどんな変化をもたらすか。
前回対戦は第5節。スピアーズが4点差(38-34)で競り勝って連敗を脱出した。北の大地で迎えた今季2度目の対戦、序盤から激しいフィジカルバトルが予想される。
多羅 正崇