「あれはヤバかった」ヤ軍ファンの暴挙に本音爆発! ボール強奪騒動にベッツが怒り「人生で誰かを殴ってやりたいと思ったのは2回目だ」
やはり当事者には苛立ちはあったようだ。 現地時間10月30日に敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦でドジャースは7-6と逆転勝利。東西名門対決を制して4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を達成した。 【動画】ヤンキースファンが暴挙!ベッツ捕球のボールを奪い取ろうと… ドジャースの力強さが色濃く現れた今シリーズにあって小さくない波紋を呼んだのは、とあるヤンキース・ファンの“蛮行”だ。現地時間10月29日に行われた第4戦で1回裏にヤンキースのグレイバー・トーレスが打ち上げた右邪飛をムーキー・ベッツがフェンス際で捕球。しかし、そのボールをスタンドで観戦していたオースティン・カポビアンコ氏が強奪するというまさかの行動に出たのだ。 グラブごと手首をフェンスに押さえつけられたベッツが怪我をしていてもおかしくはなかった。ゆえに体積を命じられたカポビアンコ氏には批判が殺到。一部のヤンキース・ファンのモラルが問われる一大騒動となった。 試合直後のベッツは「あのプレーについては、どうでもいい」とコメント。平静を装っていたが、心の中では相当な怒りをため込んでいたという。30日のワールドシリーズ制覇後に米スポーツ専門局『FOX Sports』の中継番組にゲスト出演した32歳の名手は、「あれはヤバかったよ。マジで」と吐露。苦笑いを浮かべながら当時の想いを振り返った。 「あんな経験はしたことがなかった。だから奥さんに『人生で誰かを殴ってやりたいと思ったのは2回目だ』とぶちまけた。まぁ俺たちに対する気持ちは分からなくもないけど、何がしたかったのかはよく分からない。仕方ないさ」 もっとも、当のカポビアンコ氏は米スポーツ専門局『ESPN』の取材で「俺が間違っているってのは分かってるよ」と強調。その上で「ボールが自分たちのエリアにあるなら“ディフェンス”する」とほくそ笑んだ。 ドジャースに一矢向いたものの、結果的に競り負けたヤンキース。カポビアンコ氏の振る舞いを含めて後味の悪さが残るシリーズとなった。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]