AKB48の64thシングル「恋 詰んじゃった」でもフロントメンバーとして活躍する山内瑞葵

2024年7月17日に64枚目のシングル「恋 詰んじゃった」をリリースしたAKB48。今回もフロントメンバーとして活躍する山内瑞葵さんに、激しい振りでも話題の今回の楽曲について、そして今感じていることなど話を聞いた。 【写真】AKB48の64thシングル「恋 詰んじゃった」について山内瑞葵が意気込みを語った ■「すごく愛着が湧いてきて今のAKB48の勢いを表す1曲となり、お気に入りの曲になりました」 ――ウォーカープラスで、山内さんに個別でインタビューするのはなんと3年半ぶりで、舞台「フラガール － dance for smile –」に出演されて以来になります。大変ご無沙汰しております。 こちらこそご無沙汰しております。「フラガール」、懐かしいです。今写真を見ると19歳で若いです！ ――早速ですが、この曲を初めて聞いたときの印象から聞かせてもらっていいですか。 この曲を最初に聞いたときは昭和っぽさを感じました。今までのAKB48の楽曲とはガラッと雰囲気が変わったものを見せられるのかなって。MV撮影を行ったり、レコーディングだったり、準備が進むにつれて、すごく愛着が湧いてきて今のAKB48の勢いを表す1曲となり、お気に入りの曲になりました。 ――どんな思いを込めてパフォーマンスしてますか。 ゆきりん(柏木由紀)さんが卒業されてから出す初めての新曲シングルなので、AKB48の明るさだけじゃない、今持ってるAKB48の強さを出せるようにパフォーマンスしています。これまで、MVや曲を披露するときはかっこいい曲でも笑顔めで踊っていて、「根も葉もRumor」とか「元カレです」もかっこいい曲ではあるんですけど、クールな表情というよりかは明るく楽しい表情でパフォーマンスしていました。でも、今回は今のAKB48の強さを出したいって思ったので、これまでの笑顔は封印して、表情もガラッと変えて、今までにはない新しい自分を見せられるように意識して挑みました。スッと表情を切り替えています。 ――確かに、山内さんはいつも笑顔のイメージがありますが、今回の曲での表情はかっこいい印象がありますね。そして、今回の振りはかなり激しいですが、見せどころを教えてください。 見せどころは2つあって、まずは最初のイントロが始まったときの拳ダンスで、両手をおもいっきり突き上げて、もう初めから勢いあふれる振り付けになっいています。あとはやっぱりサビのところです。みんなでそろってフォーメーションで見せるからこそ綺麗に見えるダンスの振り付けになってるので、そこも見逃さないでほしいなって思います。 ――確かに振りは最初からすごいインパクトがあります。全力の振りから始まりますからね。 見ている皆さんもびっくりしますよね。切り替えが早くて、今回の曲は尺が短くて1曲を通しても3分ぐらいでこれまでより短いんですけど、短いからこそ最初から最後まで勢いよく激しく休む間もなく全力疾走で踊っています。体力もすごく必要なんですけど踊っている間はすごく楽しいんです。アウトロに一番難易度の高い振り付けが入ってるんですけど、一番盛り上がる場面を終えてからの最後の瞬間も気を抜かず、勢いをみせているので注目してほしいなって思います。最後の振りはすごく苦戦しましたが、今は仕上がってます！ ――振り付けを担当されたえりなっちさんと一緒に踊っている動画がバズってますね。 えりなっちさんにお願いしてTikTokを一緒に撮っていただいて載せました。えりなっちさんはいつでもどこに行っても本当に明るくてみんな大好きです。えりなっちさんにはいつも元気づけられています。リハーサルは朝早かったり夜遅かったりとかなり大変だったんですけど、そんななか明るくみんなを導いてくれて、えりなっちさんにはすごく感謝してます。 ――えりなっちさんから振りについて、こういうところを意識した方がいいよとか、そういう指導はあったんですか。 個人的に言われたことはないんですけど、すごく褒めていただきました。褒めて伸ばしてくださるタイプの方で、踊ってる最中もすごく声を上げて、いいよ！いいよ！と褒めながら見てくれるので、踊ってる間もすごく自信をつけてくれる指導の仕方で教えてもらいました。 ――そんな今回の曲でもシンメは小栗有以さんですね。小栗さんとはどんなコミュニケーションをとってるんですか。 ゆいゆいちゃんとはこれまでのシングルでもシンメなことが多かったので、立ち位置や表情など何かあるたびに、ここはこうだよねとか、振り付けもここも1回、一緒に踊ろうって言って、空き時間とかも2人で一緒に踊ってみて、振りをそろえたり、教え合ったりしている存在です。 先輩ではあるんですけど同じ年なんです！いつごろだったかな。何年か前からタメ口でいいよって言ってくれていて、そこからだいぶ経って、今では本当に自然に私もタメ口で話させてもらってる先輩です。シングルを通してもそうだし、ドラマや映画とかを通してすごく距離も縮まって、いい意味で遠慮することなく、話せる存在になりました。 ■「暑さを気にせずもう逆に楽しんじゃおうっていう気持ちです」 ――小栗さんとは互いにいい刺激を与え合いながら一緒に頑張っている存在なんですね。 パフォーマンス面では、お互いに教え合いながら支え合いながらっていう感じですけど、ゆいゆいちゃんの存在は私にとってやっぱりとても大きい存在で、いろんなとこで活躍されてて、かっこいい背中をたくさん見せてくれているので、ついていきながら追いついていきたい存在です。 ――2人の息の合った振りを見るのも楽しみの1つですね。話は変わるんですけど、いつも元気な印象の山内さんはこの暑い夏をどうやって乗り切ってますか。豆腐ソーメンを食べて暑さを乗り切きたいという記事を読みました。 暑さの話になるといつも食べ物の話をしますね。豆腐ソーメンばかり食べているから豆腐みたいな性格になっちゃったのかな(笑)。私は夏が苦手で暑いのが本当に耐えられなくて、今年の夏もけっこう不安なんです。今年の夏は去年とは比べものにならないぐらいの暑さなので、私もどうやって暑さを乗り切ろうかと思ってるんですけど、でもここまで来たら逆に吹っ切っていこうかなっていう気持ちになってきました。 暑い夏をおもいっきり楽しんで、もう汗もかいちゃえばいいと思っています。日焼け止めは苦手で塗りたくないタイプなんですけど、今年はいっぱい塗って日焼けだけは気をつけつつ、フェスや外での活動、イベントもこれから控えてるので、暑さを気にせずもう逆に楽しもうと思います。 ――夏は水分補給が大切だと思いますが、水は飲む方ですか。 わりと飲む方です。水を飲んだあとの空のペットボトルを家の机にちょっと溜めがちで、5本ぐらいはいつも溜まってます(笑)。夜、お風呂にペットボトルを1本持ち込んで入っちゃいます。湯船に長く浸かるのが好きなのでペットボトルを持ち込んで、水分を取りつつ入るのが毎日のルーティンです。湯船にゆっくり入っていろんなことを考えたり、スマホも持ち込んでSNSを見たり、自分にとって幸せなひとときでけっこうリラックスできる時間です。 ――先日、ジャカルタのファンミーティングに参加されてましたね。ジャカルタはどうでしたか。 ジャカルタは初めて行く場所だったので、まずこんなに長く飛行機に乗る機会もなかったですし、ナシゴレンを絶対に食べようと思っていろんな場所で食べたんですけど、場所によって全然味つけが違ってました。辛かったり、ちょっとチャーハンみが強かったり、いろいろあったんですけど、全部すごくおいしかったです。 ファンミーティングやフェスで初めて現地のファンの方にお会いして、私のファンの方ってどれぐらいいるんだろうって全然想像がつかず正直不安だったんですけど、メンバーとファンの方で写真が撮れる時間があって、そのときに私の現地のファンの方が本当にたくさん来てくれていて。皆さんネームプレートを作ってくれたり、カチューシャにぴょんぴょんって私の写真を入れて手作りで作ってくれたり、あとは「アイドルなんかじゃなかったら」のジャケ写を再現した衣装を作って髪型も同じにして来てくれました。本当にたくさん私推しの方もいらっしゃって、皆さんの熱量もすごくてライブ中もいっぱいアピールしてくれたりとかして、皆さんに会えてすごくうれしかったです。 ――山内さんのファンは日本だけなく、世界中にいることを知れた貴重な機会になりましたね。山内さんがレギュラーでMCをされているラジオ【柱NIGHT! with AKB48】(BAYFM、毎週日曜23時～)で、写真集を出したいって言ってました。 今年1月にファンクラブイベントでソロミニライブをさせていただいたんですけど、MC中の質問箱に「写真集を見たいです」っていう質問がたくさんあったり、ラジオでも視聴者の方から「写真集を出さないんですか」とメッセージをいただいて、今年に入って写真集を願ってくださってる方がすごく増えました。去年までは写真集のことは考えてなかったので、今年は写真集を出せればいいなって思っています。 ――そして、9月20日に23歳の誕生日を迎えますね。残り少ないですがどんな22歳でしたか。そしてどんな23歳にしたいと思いますか。 20代になってから時の流れがすごく早く感じますね。もうあっという間に22歳なんだって。最近、ファンの方にもすごく大人っぽくなったねってよく言われるんです。22歳になってから、若い気持ちと大人の雰囲気が半々にある感じで、だんだん大人になったんだなってすごく実感しました。 18期ちゃん、19期ちゃん、そして20期ちゃんが入ってきて、若い子もどんどん増えていくと思うので、大人だからこその魅力ももっと発見して発信して、自分にしか出せない色をもっと見つけていく23歳にしたいなって思います。 ――最後にファンにメッセージをお願いします。 これまで私は選抜の経験をたくさんさせていただいたんですけど、「恋 詰んじゃった」は今まで以上に、AKB48を見てほしい、聴いてほしいと自信を持って言えるシングルです。今回のシングルは自分自身がAKB48をもっと引っ張っていかないといけないという責任感を持って挑んでいます。 個人的にも23歳になるので、もっといろんな場所で活躍できる存在になれるようにいろんなことにチャンレンジして、常に挑戦心を忘れず、どんなことも全力で自分らしく活動してより成長して、また新たにファンの皆さんにうれしい報告をたくさんできるようにまだまだ頑張っていくので、見守っていただけたらなと思います。2度目のセンターも必ず実現できるように、その目標に向かって頑張っていきますので、これからも、山内瑞葵の応援をどうぞよろしくお願いします。ありがとうございます！ 撮影・取材・文＝野木原晃一