兵庫県警豊岡署＝豊岡市昭和町

　１０日午後、兵庫県豊岡市の無職男性（６９）が健康保険の還付金名目で「約９７万円をだまし取られた」と、県警豊岡署に届け出た。同署は電子計算機使用詐欺事件として調べる。 【写真】「オレオレ詐欺」見抜いた私は大丈夫、と思っていたのに…警戒心を簡単にかいくぐる手口　被害女性が語る 　同署によると、９日午後１時ごろ、男性宅に市役所職員を名乗る男から電話があり、「健康保険の還付金がある。個人受付番号を発行するためキャッシュカードの番号を教えて」といわれ、暗証番号を伝えたという。翌１０日、銀行員を名乗る男から「受け付けを予約する。ＡＴＭ前から指定の番号へ電話をかけて」と指示されたため、男性は市内のＡＴＭに移動。銀行のサービスセンターをかたる男から電話で操作を教わり、個人受付番号と称した数値を入力したところ、約９７万円を送金してしまったという。