「RYOEI」新曲発表 ── 島田紳助さんが歌詞提供
大阪で活躍するシンガーソングライター「RYOEI(リョーエイ)」が15日、新曲を発表する。このニューシングルのカップリング曲の歌詞を芸能界を引退した島田紳助さんが提供している。“ヘキサゴンファミリー”の一員でもあったRYOEIは、「父親のような存在」として紳助さんを恩師と仰ぐ。昨年8月、大阪の「なんばHatch」(大阪市浪速区)で音楽ライブを行った時も、紳助さんが突然ライブ会場に現れて話題を呼んだ。公の場に姿を見せたのは引退後3年振りだっただけに、場内が騒然となった。このニュースはほとんどのスポーツ紙が取り上げ、当時は芸能界復帰も噂されたが、「2000%ない」と紳助さんは否定している。「昨年、お見えになった時は、ライブのちょっと前にノリで『来て下さいよ~』って誘ったんです。その時は酔っ払ってはったけど、『行くからな~』って言ってくれて。そしたら運よく覚えてはって、来てくれたんです」
これは作詞家としての紳助さんの作品
そう話すRYOEIの6年ぶりのシングルは「恋をした」と「好きになってもいいですか」(両A面シングル)。後者はカシアス島田作詞で、これは作詞家としての紳助さんの作品で、「実は1年前に制作したものだったんですけど、僕も気に入ってて。紳助さんに確認を取ったらOKが出て。紳助さんはたくさん詩を書かれていて、これまでも歌詞提供を受けてます。その詩に僕がメロデイーをつけて、里田まいさんとか、羞恥心が歌ってたんです」 RYOEIは沖縄石垣島出身。高校を卒業後に大阪で音楽活動をはじめ、2003年「2003浦添音楽祭」に出場し、祖母をテーマにした自作曲「そだち」でグランプリを受賞。この曲が島田洋七の琴線に触れたようで、2004年に映画『佐賀のがばいばあちゃん』(2006年公開)の主題歌「ばあちゃん」の作曲を担当することに。 その後、洋七から紳助さんを紹介され、2006年11月から紳助さんの経営する「Bar HASEGAWA」(大阪市中央区)のライブに出演を始めた。以降は紳助の指導とバックアップでメジャーデビューまで音楽活動を続け、紳助さんの番組にもたびたび出演した。