“あざとかわいい”と“ぶりっ子”はどう違う?「ホリデイラブ」は脇もすごい
仲里依紗主演で放送中の連続ドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)は泥沼の不倫劇だが、展開の面白さ、俳優の演技のうまさなどに加え、”不倫側”ではなく”夫婦側”に立って夫婦愛の正義を描いていることで支持を集めつつある。インターネット動画を活用したプロモーションも功を奏し、視聴率もまずまず。中でも”あざとかわいい”と話題になってきているのが、松本まりかだ。仲が演じる主人公・高森杏寿の夫である純平(塚本高史)を寝取ってしまう悪女ぶりを好演している。
あざとかわいいってどういうこと?
同ドラマは人気マンガアプリ「マンガボックス」で連載されている「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」が原作で、1月26日に放送スタート。金曜夜11時15分と深夜枠ながら初回視聴率5.1%(ビデオリサーチ調べ)と順調な滑り出しで、16日放送の第4話は4.7%(同)と5%を割ったが、ここへきて前述の松本はじめキャストの演技に関する話題が過熱し、さらに注目度を高めている。 その大きな原動力となるのが、いまや番組PRに欠かせないネット動画だ。YouTubeのテレビ朝日公式チャンネルで19日、新たに公開されたのが「金曜ナイトドラマ『ホリデイラブ』あざとすぎてもはや恐怖、最強妻・井筒里奈 名場面集」と題された動画で、21日現在、視聴回数10万回を突破している。 最強妻・井筒里奈を演じるのが松本だが、現在ドラマは、かわいい顔をしてあざとく計算高い里奈が策略を張り巡らして純平を奪いに行く展開となっており、複雑に絡み合う人間関係の中で松本の演技が”あざとかわいい”と評判を呼んでいるのだ。近年、ネット上でも何かと話題にのぼる”あざとかわいい”という言葉だが、表面的には”ぶりっ子”と勘違いしてしまいかねないところもあり、「見分けにくい」ともいわれる。しかし今作での里奈の計算高さや、相手に自分を意識させるためのセルフプロデュース力の高さは単純なぶりっ子とは明らかに次元が異なる様を見せつけている。単に自分がモテたいのではなく、自分自身がどうありたいのかが明確で、目的追求のために猛進する。