身長200cm超え“巨人”対決制したオペルカが2年9ヵ月ぶりツアーVに王手<男子テニス>
ブリスベン国際
男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)は4日、シングルス準決勝が行われ、プロテクトランキング(負傷などにより長期離脱した選手の救済措置)で出場している世界ランク293位のR・オペルカ(アメリカ)が同31位のG・ペリカー(フランス)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで破り決勝に進出。2022年4月のフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)以来 約2年9ヵ月ぶりのツアータイトル獲得に王手をかけた。 【オペルカ、レヘチカら ブリスベン国際組合せ】 27歳のオペルカは身長211cmを誇るビッグサーバー。2022年2月には世界ランク17位を記録し、ツアータイトルも4度獲得している。 しかし、2022年の8月を最後に負傷によりツアーを離脱。2023年10月のチャレンジャー大会で復帰するも、2回戦を棄権し再度競技を離れた。 それでも昨年7月にインフォシス・ホール・オブ・フェーム・オープン(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)で復帰を果たすと、いきなりベスト4に進出。その後も試合出場を続け今シーズンを迎えた。 今大会は2試合に勝利すると、準々決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を撃破し4強入り。準決勝では身長203cmで同じくビッグサーバーのペリカーとの激突となった。 準決勝、オペルカは12本、ペリカーは10本のサービスエースを記録。ペリカーのブレークを0に抑えたオペルカが1度のブレーク差で1時間26分で勝利した。 通算5度目のツアー優勝を狙うオペルカは決勝で世界ランク28位のJ・レヘチカ(チェコ)と対戦する。レヘチカは準決勝で第2シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦したが。ディミトロフが第2セット途中で棄権したため、6-4, 4-4というスコアで決勝進出を決めている。