韓国で日本の楽曲はどう広がる? 優里「ベテルギウス」の推移を調査
2024年10月3日公開の“Global Japan Songs Excl. Japan”で、米津玄師「Lemon」が前週14位から11位に上昇しました(集計期間:2024年9月20日~9月26日)。同曲は韓国内でカバー人気が高まっており、9月9日に人気タレントのカンナムが投稿したカバー動画は、2024年12月までに、658万回再生を突破しています。また9月19日には元・東方神起のジュンスもカバー動画を投稿。それらの影響もあってか「Lemon」の韓国でのストリーミング数は8月から9月で1.3倍に成長しました。 2024年のBillboard JAPAN“Japan Songs(韓国)”で首位を獲得した優里「ベテルギウス」は、こうしたカバー人気の高さがロングヒットを後押しした良い例です。同曲は、リリース翌年の2022年からパク・ジョンウ(TREASURE)、ソン・ハヨン(fromis_9)、ドギョム(SEVENTEEN)など、数々の人気K-POPグループのメンバーにカバーされてきました。2024年7月には、日本の音楽特番『THE MUSIC DAY』でヒュニンカイ(TOMORROW X TOGETHER)と渡辺翔太(Snow Man)がデュエットカバーしたことが韓国でも話題を集め、2週連続でストリーミング数を伸ばしました(W27~29)。 ■優里「ベテルギウス」韓国のストリーミング数ウィークリー推移はこちら(CONNECT調べ) 集計期間:2024/6/7~12/19 そして8月半ばには、カンナムが自身のYouTubeチャンネルに「ベテルギウス」のカバー動画を公開。同週には優里初の韓国公演【Yuuri Live in Seoul 2024 韓国で1番聴かれてるJ-POPがベテルギウスって聞いたから韓国でワンマンライブやってみるぜ】の開催も発表されたことから、前週比126%を記録しました(W34)。それらを機にストリーミング数の平均が上がり、11月の単独公演開催&音楽フェス【WONDERLIVET 2024】出演のタイミングでも微増(W46)。現在も高水準をキープしています。 優里は2025年5月3日、4日に、初の韓国アリーナ公演【YUURI ARENA LIVE 2025 at SEOUL 初の単独公演はチケットが取れなさすぎてごめん! -前回チケット販売サイトに35万アクセスは凄すぎん?-】を、KSPO DOME(オリンピック体操競技場)にて開催予定です。 ※本記事は、2024年10月にビルボードジャパンとルミネイトのメールマガジンにて配信された内容を加筆・修正したものです。グローバルで音楽データを分析できるツール「CONNECT」の詳細およびメールマガジンの登録は下記ページをご確認ください。