iOS 18.2アップデートの目玉。iPhoneのメモアプリで画像生成を試してみた
プロンプトごとに複数の画像を生成してくれる
Image Playgroundを試しているときには、そのスピードにも感心させられました。いくつかのプロンプトを、複雑さの度合いを変えて試してみたのですが、どの画像も数秒で生成されました。 その理由は、処理の大部分がオンデバイスで行なわれるからです。ただしそのせいで、画像を15~20点ぐらい生成したら、私のiPhone 16 Pro Maxは少し熱を帯びましたが。 記録的な速さで画像を生成してくれるImage Playgroundですが、生成されるのは1枚だけではありません。1枚目の画像を左にスワイプすると、ほかの生成画像が表示されます。通常、プロンプト1つにつき3~5点の画像が生成され、望みどおりの出来ばえがひとつある、という感じです。
ほかのアプリとの併用も簡単
Image Playgroundの最適な使い道を探しているなら、目を向けるべきは「メモ」アプリです。「メモ」アプリでスケッチを描き、AIに頼んでそれをアートに変えてもらうことができるようになりました。 アイデアをメモして、画像と素早く組み合わせて視覚化したい時にうってつけの機能です。 さらに正確に言えば、ベースとなるスケッチも必要ではありません。Image Wandが、メモからテキストを作成して、画像を最初から生成してくれるからです。 この機能は、iPhoneとiPadでは使えますが、Macでは使えないのでご注意ください。
生成された画像の確認は入念に
AIが生成した画像は、パッと見は見事ですが、よくよく見てみると、おかしなところが見つかることもあります。 完成したひとつの画像を見ると、ライターKhamoshの片手には爪がなく、指も3本しかありませんでした。 違うプロンプトで試したときも、持ち手がすごく曲がっていて壊れているようにしか見えないナイフや、誰も見たことがないような異様なフルーツが生成されました。 「Image Playgroundでは、予想外の画像が生成されるケースがあります」という警告メッセージがはっきりと表示されますが、おかしなところを見つけるのはユーザーの役目です。 遊びでおもしろい写真を生成するだけなら、Image Playgroundは最高に楽しいアプリです。とはいえ、私に言わせれば、仕事用としてはまだ使えません。
ガリレオ