iOS 18.2アップデートの目玉。iPhoneのメモアプリで画像生成を試してみた
iOS 18.2のアップデートがリリースされました。それに伴い、iPhone 15 Proと16シリーズのユーザーの方はお気づきかもしれませんが、最新のアプリ、つまりAI画像生成ツール「Image Playground」が追加されています(注:日本語版は2025年4月以降にリリース予定)。 iOS 18.2アップデートの目玉。iPhoneのメモアプリで画像生成を試してみた 使えるのは、Apple Intelligenceが搭載されているiPhoneですが、Apple Intelligence対応のiPadとMacでも使用可能なので、Androidスマホのユーザーでも、iPadかMacをお持ちなら、このアプリを利用できます。 私はiOS 18.2のベータ版を少し前から使っていました。そこで、Apple初のAI画像生成ツールImage Playgroundについて、気づいた点をすべてご紹介しましょう。
超簡単に使いはじめられる
私は、AI画像生成ツールを駆使できるテキストプロンプトについてはなかなか思いつかないのですが、Image Playgroundなら、頭を悩ませる必要はありません。 プロンプトを1~2文入力して画像を生成できるのはもちろんのこと、ファンタジーやシェフ、森といった、事前に用意されたさまざまなテーマから選ぶことも可能です。 複数のテーマを組み合わせて、そこにテキストプロンプトを追加すれば、画像を生成できます。 ほかにも、+ボタンを押して、自分のライブラリから写真を選んでアップロードし、プロンプトのひとつとして使うこともできます。また、プロフィールアイコンがあり、写真ライブラリから人物を選んで画像のヒントにすることも可能です。 最後に、「animation(アニメーション)」「illustration(イラストレーション)」「sketch(スケッチ)」というスタイルから好きなものを選んで、画像を生成します。 こうした事前に用意されたオプションから選ばなければならないので、ちょっと限定されるということはありますが、ビジュアルの一体感をテキストで説明するわずらわしさは解消されるでしょう。 また、写真と見紛うリアルな画像は生成できないので、ディープフェイクの防止になるはずです。 全体的に見て、テキストプロンプトを使わなくても画像を生成できるImage Playgroundの性能には感心させられました。 一方で、テキストプロンプトを使えるのもうれしいかぎりです。Image Playgroundは、初心者にとってもプロにとっても、使いやすいツールになるのではないでしょうか。