夏休みのご予定は?あまり観光客と出会いたくない人にオススメの旅先とは
アメリカの旅専門情報サイトCNN travelによれば、人が少ない穴場の観光地はエストニア、ウズベキスタン、パナマ等。 【写真】ロマンティックを味わえるパリのホテル7選! 旅に出たい願望は万国共通らしい。世界観光機関(WTO)によれば、海外旅行客数は2023年末にコロナ前の水準の90%近くまで回復した。最近、海外旅行に行く機会に恵まれた人ならば、このニュースにさほど驚かないだろう。世界各地に観光客が押し寄せている。タイの白いビーチ、ヴィネツィアの狭い路地、そして日本の最高峰である富士山さえ、その波から逃れられない。世界の文化遺産が脅かされる勢いだ。旅のあり方を今一度考えようと、CNN travelは観光客が少ない観光地リストを発表した。旅のアイデアを得るにはいいかもしれない。
ヨーロッパ大陸
ヨーロッパ内で異国情緒を味わいたいなら、北欧のエストニアの都市、タルトゥはどうだろう。魅力的な旧市街地があり、バルト三国最大の科学博物館を擁する文化都市だ。2024年の欧州文化首都に選ばれた注目のデスティネーションは、スポーツ好きにもオススメなのは、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ等9カ国を横断する4,000kmの新しいサイクリングロードが今年開通するからだ。 南欧では、ギリシャとモンテネグロに挟まれたアルバニアに注目しよう。見過ごされがちな同国はビーチでのんびり休暇を過ごすのに理想的な旅先なのだ。水の透明度は高く、物価は安い。しかもバルカン半島に位置するこの国には文化的な豊かさもある。「キリスト教とイスラム教の狭間にあって、中南部のベラトや南部のジロカストラのように歴史遺産で有名な都市がある一方で、絶景の山々も堪能できる」とCNN travelはおすすめの理由を明かす。ヨーロッパではこの他、スペインのガリシアやギリシャのマケドニアもリスト入りしている。
アメリカ大陸
一方、アメリカ大陸でのイチオシは年中温暖な気候のパナマだ。中米に位置し、運河で有名なこの国はサラサラの砂のビーチ、国立公園があり、パナマ市の歴史地区はユネスコ世界遺産に登録されている。アウトドア派ならば熱帯雨林のツアーに出かけたくてうずうずするだろう。 メキシコのユカタン州もリストに載っている。トロピカルな雰囲気のビーチだけでなく、マヤ遺跡などの歴史遺跡も楽しめる旅先だ。さらにメリダの「モンテホ通りには、歴史的建造物やミュージアム、アートギャラリー、そして地元の店が並ぶ」 米国ではフロリダの天然温泉、ミシガン州北部、あるいはテキサス州中央部に広がる丘陵地帯のテキサス・ヒル・カントリーがおすすめだ。テキサス・ヒル・カントリーは広大な荒地に多くの牧場が点在する。テキサス州都のオースティンは夜になると熱狂的な音楽ライブが楽しめる。