【エリザベス女王杯】「びっくりさせて」池上師がシンティレーションの激走に期待/一問一答
エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、10日=京都)に向けた共同会見が6日、東西トレセンで行われた。 前走府中牝馬S2着でG1初挑戦のシンティレーション(牝5)を送り出す池上昌和調教師(50)が出席し、意気込みを口にした。 以下、一問一答 -最終追い切りの狙いは 先週の時点でかなりハードな追い切りもできましたし、中3週ということでハードワークはいらないかなということで、相手に合わせて心身を整えるだけ、オーバーワークを避けるように指示しました。 -今回のいい点は 前走を使った疲れもなく順調ということで、特に大きな上積みはないですけど、順調ということが一番かなと思います。 -前走府中牝馬Sは2着 以前は先行抜け出しというスタイルでしたが、新潟で勝った後に重賞挑戦ということでジョッキーはもう少し前の方をイメージしていたみたいですが、クラスが上がってメンバーも強力だったので、個人的には少し後ろの位置取りになるだろうと思っていたので、僕の中では想定の範囲内ではありました。 -しまいはいい脚 新潟でも時計が速い決着がどうかな、という中でああいった競馬になったので、東京でも後ろのポジションになっても脚は使ってくれるかなと思っていましたけど、2着とはいえ勝ち馬と同じ上がりできたことは非常に内容がよかったし、能力の片りんが見られたなと思います。 -G1初挑戦 条件戦を夏に勝ってから前走の重賞、今回はG1ということで相手がどんどん強くなっていきますし、そんなに簡単ではないと思います。 -2度目の京都 前回は2000メートルで折り合いを欠くような感じで先行してしまい伸びきれず、というところでしたが、それでも大バテしなかったですし、若干の距離に対する不安はありますが、輸送は経験していますし、京都自体が悪いということはないかなと思います。 -2200メートルは初めて 以前は千八を中心に使っていましたし、体力的にもそれくらいかなと思っていましたけど、今は充実して体力もついてきていますし、精神的にもコントロールが以前以上に利くようになってきたので、前走、前々走を見ても後ろの方になっても折り合いがつきますし、どういう競馬になっても対応できて、なおかつ折り合いもつくと思うので、そこを加味すれば2200はもつのではないかと思っています。 -シンティレーションはどんな存在か 毎回驚かされることばかりで、こちらが思っている以上の結果を出してくれているので、今週の競馬でも僕をびっくりさせてくれるような走りをしてほしいと思います。 -ファンへ 今まで応援してくださっている皆さん、期待してくださっている皆さんに応えられるように、レースに向けて仕上げてきたつもりなので、その姿をぜひ見ていただいて、皆さんの声援で最後のひと押しをしてくだされば幸いです。