Z世代の新トレンド「サイレント・ウォーキング」とは? 実はもう意図せず始めているかも...
静かに歩くことさえもトレンドとなる時代が到来した。「サイレント・ウォーキング」という新たなトレンドが、Z世代を中心にSNSで話題を呼んでいる。この新たなトレンドに加わる準備はできているだろうか? 【話題の動画】Z世代の新トレンド「サイレント・ウォーキング」 「サイレント・ウォーキング」とは、文字通り「無音で歩くこと」を意味する。このトレンドでは、無言で歩かなければならないだけでなく、歩行中にヘッドフォンやスマートフォンなど、周囲の景色から注意を逸らすものを排除するのがルール。目的は、周囲の音や景色から完全に切り離され、心身に集中することだ。 これは、TikTokerのマディーさんによって“意図せず”に広まり、多くの人々がその影響を受けて「サイレント・ウォーキング」に挑戦し始めた。TikTokerのチャーリー・ヘルスさんはそのうちの一人。自身のおすすめページがこのトレンドで埋め尽くされたことを受け、詳細を調査したという。 彼女は「退屈に思えるかもしれないが、実際には自分の身体に集中し、精神衛生を向上させる素晴らしい方法だ」と説明する。 また、チャーリーさんによれば、「サイレント・ウォーキング」は単なる流行ではなく、テクノロジーから切り離されることが、うつや不安の症状に良い影響を与えるという研究結果が出ているとのこと。 彼女は、まずは5分から10分のウォーキングを試してみることを勧めており、携帯電話を家に置いておくだけで十分だと述べている。しかし、実際に効果はあるのだろうか?
SNSでの反応は?
このトレンドの効果については賛否が分かれている。一部のユーザーは、「20年前はこれが普通だった」と指摘する一方で、別の人はこのトレンドが実際に自分の「人生を変えた」と感じていると語っている。また、ある人は「音楽がない方が安心できる。自分がしていることや自然の音が美しい」と感じている。 「サイレント・ウォーキング」という言葉は、ニューヨークのインフルエンサー、アリエル・ロレさんによって今年1月に作られたとされる。アリエルさんは、このトレンドが嗅覚、聴覚を研ぎ澄まし、グラウンディング(瞑想やヒーリングの一つの方法)する経験につながると称賛している。 去年大きくトレンドとなった「ホットガールウォーク」などの流行と同様に、「サイレント・ウォーキング」は新しい体験として注目されている。 もしもすでに無音で歩いているなら、このトレンドが新たな流行の一部として加わるのをどう感じるだろうか。