2戦連続でスタメンのフェイエ上田綺世。ローマ戦で奮闘も...目に見える結果を渇望「期待にはなかなか応えられていない」【現地発】
「ゴールを獲るのが仕事なので」
ベンチに下がる直前、上田がローマDF陣の裏を取ろうとしたことで、ステングスにスペースが生まれ、そこからミドルシュートを撃ったシーンがあった。 「味方が良い状況でボールを持てば、もちろん敵の背後を狙います。そのことによってスペースが作れたというのは、多少(自分の動きが)機能したんじゃないかなと思います」 しかし、この日の上田のパフォーマンスが良かったとも言い難い。記者から「交代後、サポーターからチャントがありました。最低限の期待に応えたという手応えは?」という質問を受けると、上田は言った。 「いやあ、そんなことはないです。期待してもらっているのは自分でも自覚している。それに結果で応えないといけないけど、期待にはなかなか応えられていないと思います」 ――やはり1つゴールが(欲しい?)...。 「はい、そうですね。ゴールを獲るのが仕事なので、なかなか仕事ができていない感じです」 1つのゴールをきっかけに自信を掴むのがストライカー。その1つが今は何よりも待ち遠しい。 取材・文●中田 徹